ハルメクは11月8日、ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所が行った、介護」に関する調査結果を発表した。調査は50~79歳のシニア女性を対象に、webアンケート方式および座談会方式で行われた。調査期間は、アンケートが6月29日~7月3日、座談会は7月18日~19日。調査対象者数は400名(うち座談会参加者12名)。

シニア女性4人に1人が介護を経験

  • 介護の経験について

    介護の経験について

調査によると、介護経験のあるシニア女性の割合は26.3%。誰の介護をしたことがあるのか聞いたところ、「実母」(64.8%)が最も多く、次いで「実父」(36.2%)、「義母」(30.5%)、「義父」(19.0%)、「配偶者」(6.7%)という結果に。親の介護にかかった費用については、平均で約7万3,000円/月となった。

  • 介護する不安、介護される不安

    介護する不安、介護される不安

続いて、「介護する」ことへの不安について尋ねると、78.6%が「非常に不安」(36.3%)または「やや不安」(42.3%)と回答。不安要素としては、「お金が足りるかわからない」(57.3%)が最も多く、次いで「漠然とした不安がある」(49.3%)、「待ちが多いため施設に入れられない」(31.5%)と続いた。

一方、「介護される」ことに対して不安を抱いている人の割合は、8割(「非常に不安」37.8%+「やや不安」43.2%)を超える結果に。不安要素としては、「介護する」側と同様に、「お金が足りるかわからない」(56.5%)、「漠然とした不安がある」(45.3%)、「施設に入れるのかわからない」(43.8%)が上位に並んだ。

約8割が、子どもに頼らず

  • 介護で頼りにしている(していた)人

    介護で頼りにしている(していた)人

親や配偶者の介護経験のある人を対象に、「精神面」「身体面」で頼りにしている(していた)人を教えてもらったところ、親の介護では「自分の配偶者」や「兄弟・姉妹」を頼りにしている人が多く、配偶者の介護では、4割超の人が「いない」と回答。いずれもの場合でも、「子ども」を頼りにした人は1~2割程度にとどまった。

座談会(参加者12名)で子どもを頼らない理由について聞くと、「子どもの生活を介護で手離してほしくない」「介護の苦労は見せたくない」という意見や、子どもの介護離職を懸念する声が多数あがった。