ネオマーケティングはこのほど、「食と健康意識」に関する調査結果を明らかにした。同調査は10月4日~6日、全国の20~69歳の男女1,000人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 普段健康のために積極的に摂取している栄養成分

    普段健康のために積極的に摂取している栄養成分

健康のために、積極的に摂(と)っている栄養成分・摂取を控えている栄養成分を尋ねたところ、摂っている栄養成分では「水分」(61.7%)が最も多く、次いで「たんぱく質」(44.7%)、「カルシウム」(42.3%)が続いた。控えている栄養成分は「脂質」(37.5%)、「炭水化物・糖質」(35.0%)が多い。

「糖質制限」の現状について聞くと、「糖質制限はしていない」は52.4%で、残りの47.6%は、何らかの糖質制限をしていることがわかった。内訳は「徹底した糖質制限」が2.2%、「ゆるやかな糖質制限」が11.0%、「特にルールは決めていないが糖質は控えている」が34.4%だった。

  • あなたの糖質制限の実施状況について、最も近いものをお答えください

    あなたの糖質制限の実施状況について、最も近いものをお答えください

次に、「牛肉」「豚肉」の好みについて尋ねた。糖質制限者と非糖質制限者に分けて分析したところ、牛肉は糖質制限者の30.0%が「好きだが、食べるのを控えている」と回答している。

豚肉も糖質制限者が非糖質制限者より、好きだが控えていると多く回答しており、糖質制限をしている人は、「肉が好きにも関わらず、肉を我慢している」ことがわかった。

  • 肉についての好き・嫌いと、すすんで食べているもの、控えているものをお答えください

    肉についての好き・嫌いと、すすんで食べているもの、控えているものをお答えください

牛肉または豚肉が「好きだが、食べるのを控えている」と回答した人にその理由を聞くと、「太ると思うから」(59.0%)が最も多く、「健康に悪いと思うから」(33.9%)が続いた。特に糖質制限者は、64.8%が「太ると思うから」、35.8%が「健康に悪いと思うから」と答えている。

牛肉または豚肉が「好きだが、食べるのを控えている」と回答した人に、牛肉や豚肉や加工肉を食べ過ぎる影響について尋ねたところ、「大腸がんのリスクが高まる」(50.6%)という回答が最も多かった。「脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まる」(30.3%)という回答も多くなっている。

  • 牛肉や豚肉(赤い肉)や加工肉を食べ過ぎる影響としてあてはまると思うものをお答えください

    牛肉や豚肉(赤い肉)や加工肉を食べ過ぎる影響としてあてはまると思うものをお答えください