阪急電鉄は25日、京都線の車両9300系と観光特急「京とれいん」に導入する車内無料Wi-Fiサービスの利用開始日を2018年11月3日と発表した。

  • 阪急京都線の車両9300系。おもに特急などで活躍

  • 観光特急「京とれいん」は6300系を改造。今後、7000系を改造した2編成目の導入が予定されている

同社は増加する訪日外国人の利用者の利便性向上を図るべく、さまざまなインバウンド施策を進めており、その一環で観光目的の利用が多い京都線の車両9300系と「京とれいん」に車内無料Wi-Fiサービスを導入すると発表していた。今回の発表によれば、導入対象の車両は9300系11編成と「京とれいん」1編成(今後、新たに導入する2編成目の列車にも導入予定)とのこと。

提供される無料Wi-Fiサービスのうち、「HANKYU TRAIN FREE Wi-Fi」は訪日外国人だけでなく、誰でも利用可能なサービスとなる。「HANKYU HANSHIN WELCOME Wi-Fi」は阪急阪神ホールディングスグループの鉄道駅や沿線商業施設から利用範囲が拡大され、列車内でも利用できるようになる。

両サービスとも、利用する際はSNSアカウントまたはメール認証が必要(「HANKYU HANSHIN WELCOME Wi-Fi」はジャパンコネクティッドWi-Fiアプリ、KANSAI FREE Wi-Fiアプリによる認証でも利用可能)で、利用可能時間は「制限なし」とされている。