きょう25日に放送されるフジテレビ系番組『直撃!シンソウ坂上』(毎週木曜21:00～)では、今年9月に亡くなった女優の樹木希林さんを特集する。
河瀬直美監督(左)と樹木希林さん＝フジテレビ提供
映画『万引き家族』で、行き場のない人々を家族として受け入れる老婦人を演じた樹木さんは、初公開となる60時間にも及ぶ密着映像で、台本上の疑問点などについて、是枝裕和監督と何度も議論を交わしていた。
また、『万引き家族』の撮影終了後にインタビューに応える樹木さんの映像も初公開。同作は、「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールを受賞するなど高い評価を得たが、樹木さんは撮影終了後に「(『万引き家族』の)試写会なんか、恐ろしくて行かない」と語っていた。果たしてその真意とは…。
樹木さんにとって最初で最後の主演映画となった『あん』(15年公開)の河瀬直美監督は、樹木さんが役作りのため、演じるキャラクターのモデルとなった鹿児島に住む一般女性のもとに、スタッフに告げることなくアポなしで単身赴いた話や、初共演となった樹木さんの孫・内田伽羅(父:本木雅弘、母:内田也哉子)との心温まる撮影エピソード、そして樹木さんが現場で生み出した“奇跡の1シーン”に関する秘話などが披露される。
生前、「形になって残るものは、めったに欲しいとは思いませんね。やっぱり物の冥利(みょうり)ってものを考えちゃう」と語っていた樹木さん。番組では、そんな彼女が自宅にカメラを招き入れ、掃除する様子や、冷蔵庫の中身まで披露した貴重なプライベート映像も公開し、寝室や、夫・内田裕也の部屋なども併せて披露される。
自宅でインタビューに応じる樹木さんからは、自身の死生観、そして内田との独特な夫婦関係などが語られ、「なぜ、夫の内田裕也さんと別れないのか?」という問いに対して、釈迦(しゃか)の話を引用して驚きの回答をする。
VTRのナレーションは、樹木さんと公私にわたり家族同然の付き合いがあった女優の浅田美代子が担当する。
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