マイナビニュースでは、秋の民放新バラエティの中で「最も期待する番組」をアンケート調査。その結果、特番で実績を積んできた『ポツンと一軒家』(ABCテレビ・テレビ朝日系、毎週日曜19:58~)が、得票率1位に輝いた。

2018秋の民放新バラエティ番組期待度ランキング

  • マイナビニュース調べ。対象は関東地区でこの秋スタートのプライム帯(19:00~23:00)地上波レギュラーバラエティ番組のうち、新番組、単発からの昇格、深夜等から時間帯が昇格となるもの。NHKは除く。

日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家へ、衛星写真だけを手がかりに訪ねていくという『ポツンと一軒家』は、所ジョージと林修のコンビで放送された『人生で大事なことは○○から学んだ』のコーナーが独立して番組化されたもので、これまで8回にわたって日曜のゴールデンタイムで特番として放送。視聴率12~15%台と安定した結果を残し、満を持してレギュラー化された。

今回の調査では得票率18.7%を集めており、自由記述による理由を見ると「レギュラー放送化され、毎週みられるのが嬉しい。毎回ステキな住民の方々と番組スタッフとの交流が楽しい」(46歳男性)、「番組の発想が面白いと思います。山の奥深くに一軒だけある家まで行くとかついつい見てしまいます」(58歳女性)と、これまで放送された番組を見た視聴者が、内容の魅力をあげている。

MCの所は、この10月から『新説!所JAPAN』(22日スタート、カンテレ・フジ系 毎週月曜22:00~)も担当。こちらは得票率10位だったが、「所さんの司会が好きだから」(49歳女性)、『ポツンと一軒家』にも「所ジョージの司会だから」(57歳男性)という声が多く寄せられ、そのMCスタイルにも支持が集まっていることが分かる。

1位に0.3ポイントという僅差で2位になったのは、『ナニコレ珍百景』(テレ朝系、毎週日曜18:30~)。2年半ぶりにレギュラー復活する同番組には、「面白かったのに終わってしまって残念だったので、再開がうれしいです」(49歳男性)、「バラエティは好きじゃないが、全国の変わったものが見られるこの番組は比較的楽しんで見られたので」(41歳男性)など、以前の放送から見ている視聴者からの期待の声が目立った。

この1位・2位は、いずれもテレ朝系の日曜ゴールデンタイムで開始された新番組で、両番組合計した得票率は37.1%に。視聴率も、この期待度を反映してか、『ポツンと一軒家』は7日(19:00~20:54)14.0%、14日(19:58~20:54)11.8%、『ナニコレ珍百景』は14日(18:30~19:00)7.5%、(19:00~19:58)10.9%と、好スタートを切っている。

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    『ポツンと一軒家』

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    『ナニコレ珍百景』

次いで3位に入ったのは、東野幸治&小池栄子MCの『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(11月10日スタート、フジ系 毎週土曜20:00~)。こちらも特番からの昇格組だが、「ドッキリは、家族皆、何も考えないで笑えるから」(46歳男性)、「バラエティでドッキリが一番好きなので」(45歳女性)など、“ドッキリ”というジャンルを理由にあげる視聴者が多かった。

同番組に対しては他にも、「めちゃイケ枠の継承を信じたい」(53歳男性)、「フジテレビの土曜8時はどうしても期待してしまう。長年楽しませてもらっているのでがんばってほしい」(58歳男性)と、フジ伝統の“土8”枠復活に期待する声も見られた。

秋の新バラエティでは、俳優の坂上忍が2本の新番組を開始。『坂上どうぶつ王国』(フジ系、毎週金曜19:00~)には「坂上の犬好きが同番組に反映するのか楽しみ」(42歳男性)、「坂上忍がいい」(27歳男性)、『1番だけが知っている』(15日スタート、TBS系 毎週月曜22:00~)には「坂上忍のMCは面白いから」(45歳男性)、「坂上忍が好きなので」(16歳女性)と、MCに引っ張りだこの理由が伺えるコメントが相次いでいる。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。

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    (左から)東野幸治、小池栄子、坂上忍

●調査概要
・調査期間: 2018年10月9日~15日
・有効回答数: 4,027人
・調査方法: インターネットログイン式アンケート