テレビ朝日の小川彩佳アナウンサーが、28日に放送された『報道ステーション』(毎週月~金曜 21:54~)をもって、同番組を卒業した。

小川彩佳アナ

小川彩佳アナウンサー -テレビ朝日提供

小川アナは番組最後に卒業を報告。「今日で最後の日ということになりました。2011年の東日本大震災があった直後の4月から、サブキャスターを担当させていただいていました。本当に無力感に苛(さいな)まれることばかりでですね、あの…」と語ったところで言葉に詰まり、「ダメだ…」と涙をぬぐった。

そして「意味のある言葉を紡ぐことの難しさを痛感する日々だったんですけど、それでも『1人でも多くの方の心に届く言葉を』と模索し続けてこられたのは、本当に取材先で出会った皆さまの温かさだったり、番組をご覧くださった皆さまの叱咤激励の声があればこそです」と語った。

「本当に不器用で至らない点ばかりのサブキャスターだったと思うんですけれども、7年半の間見守ってくださり、本当に本当にありがとうございました」と、声を震わせながら感謝の気持ちを述べた。

その上で、10月からAbemaTVで平日夜のニュース番組『AbemaPrime(アベマプライム)』(毎週月~金曜21:00~)の司会を担当することに触れ、『報道ステーション』と同時間帯であることから、小川アナは「テレビでは『報道ステーション』をご覧にいただいて、スマホやパソコンではぜひAbemaTVをご覧いただけたらと思います。これからもぜひ同じ時間を過ごさせてください」と笑顔でアピール。メインキャスターの富川悠太アナも「真裏ですから、コラボレーションとかできたらいいですよね」と話していた。

10月1日からは、元テレビ朝日アナウンサーでフリーの徳永有美が登場する。