JR北海道は17日、釧網本線でWILLERが9月から設定する「Eastern Hokkaido Nature Pass ~北海道縦断絶景レイル&バス~」の「摩周レストランバス」に接続する快速「しれとこ摩周号」に、指定席を試験的に導入すると発表した。

  • 釧網本線の快速列車は2018年3月ダイヤ改正で「しれとこ」から「しれとこ摩周号」に変更された(写真は2012年8月撮影)

「Eastern Hokkaido Nature Pass ~北海道縦断絶景レイル&バス~」は、釧路湿原国立公園や阿寒摩周国立公園などを通る「JR釧路駅~網走間の2日間乗り放題券」と、絶景と地元の名産を同時に楽しめる「摩周湖・硫黄山を巡るレストランバス」、世界遺産の知床を巡る「知床探検バス(路線バス1日乗り放題券&定期観光バス1回乗車券)」をセットにした交通サービスパス。

今回、釧網本線と「摩周レストランバス」「知床探検バス」をセットにした旅行スタイルの魅力向上を目的に、「摩周レストランバス」に接続する快速「しれとこ摩周号」に指定席を試験的に導入することになった。網走発釧路行の快速「しれとこ摩周号」を2両編成で運転し、2号車の一部を指定席として発売することで、誰でも指定券を購入することで指定席の利用が可能になる。

実施期間は9月1日から10月31日までの毎日(61日間)。快速「しれとこ摩周号」の指定券は520円で、乗車日1カ月前の10時に全国の駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで発売。ただし、9月1~20日の乗車分は8月20日11時から販売開始する。

なお、快速「しれとこ摩周号」の停車駅のうち、「みどりの窓口」設置駅は網走駅、知床斜里駅、摩周駅、標茶駅、釧路駅のみとなっており、川湯温泉駅などの各駅には「みどりの窓口」は設置されていない。無人駅から乗車する場合は、旅行出発前に必要なきっぷを「みどりの窓口」設置駅などで購入しておく必要がある。