乾燥や喉の酷使などで痛めた喉をなんとかしようと、のど飴などのお世話になった経験がある人も多いはず。喉が痛いと食事の際も何かと不便で、気分も沈みがちになること必至。そんなときは、喉の痛みをやわらげる食べ物や飲み物を積極的に摂取するようにしたい。

今回は、日本耳鼻咽喉科学会認定専門医の宮崎裕子医師に「 喉が痛いときに食べたい物と避けたい物」についてうかがった。

  • 喉にいい食べ物は野菜や果物に多い

    喉にいい食べ物は野菜や果物に多い

喉にいい食べ物の条件

宮崎医師によると、喉の痛みに効果がある飲食物には以下の3つの特徴があるという。

(1)喉の殺菌や抗菌を促してくれる
(2)炎症を抑える効果がある
(3)保湿・保温効果がある

「喉に痛みが生じているときは喉の粘膜が傷ついているため、殺菌や抗菌作用によって細菌の侵入を防ぐことで、さらなる感染の予防になります。また、保湿・保温効果で喉が潤うと乾燥による痛みが生じにくくなり、さらに体全体を温めて血行促進をはかり、回復に向かわせるということです」

喉にいい食べ物

では、具体的にどのような食材がこれらの特徴を備えているのだろうか。以下にまとめたので参考にしてほしい。

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ねぎ

ねぎに含まれるアリシンという成分に殺菌効果があり、ネギオールには抗炎症作用がある。

しょうが

しょうがに含有されているジンゲロールやショウガオールという成分は殺菌作用を持ち、血行をよくする。

大根

大根のアリルイソチオシアネートという成分には抗炎症作用、殺菌作用があるとされている。

蓮根

蓮根は抗炎症作用を持つタンニンという成分を含んでおり、ビタミンCも多く含まれている。

梨に含まれているソルビトールという成分が喉の痛みを鎮めてくれる。また、カリウムやビタミン、水分も豊富という特徴も持つ。

きんかん

きんかんのへスぺリジンという成分は喉の炎症を抑えるほか、蓮根同様にビタミンCが多く含まれている。

かりん

かりんは殺菌・抗炎症作用に優れるとされており、ビタミンCやポリフェノールも多く含む。

ゆず

ゆずはビタミンCが豊富で、粘膜の保湿や保護効果も併せ持つ。

黒豆

黒豆のアントシアニンは喉の痛みによく、痰を取り除く作用があると言われている。