――役柄の自分自身の違いを見極めた上で、しっかりと自分の役をつかんでいるからこそ、それぞれのキャラクターが際立っているのだと思います。みなさんのキャラクターがしっかりしているので、第16話「仲間だからこそ」で透真のキャラが豹変(ギャングラーのマンタと心が入れ替わった設定)したときは、まさにギャップが可笑しさを生み出していましたね。

あの回、最高ですよね(笑)。台本を読んだ時点で、これは「キタ!」と思いました。もう神回! いつもクールに決めている透真役の濱(正悟)くんって、普段とても面白い人なんですよ。だから、いつかどこかで化けの皮をはがしてほしいと思っていました。ただ、こんなに早くはがせるときが来たとは思わなくて、彼の本気を見ることができて、とっても面白かったです。

――キャラが変化するといえば、圭一郎と咲也が女性化し、つかさが男性化してしまう回(第11話「撮影は続くよどこまでも」)も衝撃的でしたね。ここでは内面ではなく、外見が大幅に変わってしまうというケースでした。女性化した2人のインパクトも凄かったですが、男性化したつかさはまさに男装の麗人という雰囲気で、すばらしかったです。

あれって、初めは圭一郎と咲也が女装したのを見てケラケラ笑っているだけだと思っていて、まさか自分も男装するとは考えてもいなかったんですよ(笑)! 「ええっ!? 私もですか?」って思わず聞き返しました。本当に、信じられない! 驚きました!

――結木滉星さんの女装姿があまりにもインパクトありすぎて、Twitterのトレンドに「江角マキコ」という言葉が上がったのも、伝説級にすごい出来事だと思います。

結木滉星とはそういう男なんです(笑)。

――つかさと初美花がメインのお話(第13話「最高で最低な休日」)も笑いありアクションありで楽しいエピソードでした。

あの回も楽しかったです! 番組が始まってから、初美花とつかさが一緒にいることって、なかったんですよね。ルパンはルパン、パトはパトと、まったく別で撮影をしていた印象が強いので、いっそうダブルヒロインが新鮮に映ったのではないかと思います。スケジュール的に、ルパンの撮影をしているときにはパトが休みで、パトの撮影中にルパンがお休みということがあり、休憩中に絡む、みたいなことすらあまりありませんでした。でも第13話で共演したあたりから、腹を割って話すというか、どぅーとはいろんなことを相談し合える関係になりました。

――今回の映画でルパンレッドの魁利とパトレン1号の圭一郎がお互いのことを語りあうそうですが、いち早くヒロインのほうはそれに似たような状況があって、親密さを増していたんですね。

そうですね。自分たちのこと、相手のこと、ルパンってどうなの? パトはどう?とか、いろいろ話せてよかったです。

――快盗と警察では互いに争うシーンがほとんどですけれど、ビストロジュレでは魁利、透真、初美花と圭一郎、咲也、つかさの交流が見られて、そこがまた楽しいですね。

ジュレの中で、だんだんパトとルパンとの距離が縮まってきてるんですよね(笑)。映画ではダブルレッドがコンビを組んでいますし、テレビでも咲也と初美花のエピソードがあり、第24話「生きて帰る約束」ではつかさと魁利をメインにしたエピソードもありました。メンバーひとりひとりとの関係性がどんどん深まっていく印象ですね。こういうキャラ個人のつながりが、最後にどういった影響をおよぼすのかはまだわかりませんし、視聴者のみなさんもたぶんそこが気になっているところだと思いますので、パトレンジャー同士の関係だけじゃなくて、つかさとルパンの3人との関係性もすごく大切にしていかなければ、という気持ちでやっています。