俳優の高嶋政伸が、8月9日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』(毎週木曜21:00~)第4話より、PCメーカーのカリスマ経営者を演じることが決定した。

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    高嶋政伸 -テレビ朝日提供

同ドラマは04年に刊行され、ベストセラーになった真山仁氏の同名小説が原作。綾野剛演じる主人公の外資ファンド代表・鷲津政彦が、"ハゲタカ"と激しいバッシングを受けながら、不良債権を抱えた銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していく姿を描く。

第4話の舞台は2010年、国内有数の大手総合電機メーカー「あけぼの」に関する買収合戦が描かれる。鷲津率いる投資ファンドが買収を目論むが、高嶋演じるカリスマ経営者・滝本誠一郎も買収に動き出し、鷲津の前に立ちはだかる。

高嶋は「上辺だけではない、内に秘めたパワーを役者人生を賭けて演じないと滝本という人間はできないのではないかという気がした」と役作りについて明かし、「とにかく練習を積み重ねました。眠りながらでもセリフが言えるようになるくらいに染み付いてから初めて滝本のキャラクターを作れると思ったんです」と語った。

今回の役について「最初はギラギラとしたハイエナのような男だと思った滝本でしたが、徐々に人間らしさや孤独な部分も見えてきて、とても面白い役だと感じました」と分析。「彼本人もわからなくなっている素の自分を、鷲津からの攻撃によって認識し始めるのですが、そこを認めることができなくて葛藤する、後半ではそんな苦悩も見えてきました」と話す。

また、綾野との共演は今回が2度目とのこと。「綾野さんの気迫をあらためて感じることができました」と言い、「久しぶりにすごい役者さんにお会いした気がします。俳優とは"人に非ず"と書くくらいで、どこか壊れている部分があると思うのですが、綾野さんはそういった部分を大切にされていて、なおかつ、私からもそういう部分を引っ張り出してくれる方でした」と絶賛していた。

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