アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人が、10月スタートの日本テレビ系ドラマ『ドロ刑 ー警視庁捜査三課-』(毎週土曜22:00~)で主演を務めることが30日、分かった。今年の『24時間テレビ41ドラマスペシャル「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」』(8月25日21:00ごろ)に主演する中島だが、プライム帯の連続ドラマ初主演で、刑事役も初挑戦となる。

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遠藤憲一(左)と中島健人=日本テレビ提供

このドラマは、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の福田秀氏の漫画『ドロ刑』が原作。中島演じる新米刑事・斑目勉が、伝説の大泥棒・煙鴉と禁断のコンビを組んで、さまざまな難事件に挑み、成長していく姿を描く。煙鴉は遠藤憲一が演じる。

「捜査三課」は、空き巣や万引き、ひったくりなど、窃盗事件を専門に捜査する部署。三課の刑事は通称「泥棒刑事」、略して「ドロ刑」と呼ばれるが、それは「泥棒を捕まえる刑事」、さらに「ドロドロになりながら捜査する刑事」という意味もあり、刑事にとって、捜査の基本を学ぶ重要な部署だ。

『ドロ刑』は、この警察内の隠語と、子供の遊びの「ドロケイ」をかけたタイトル。古くは石川五右衛門や鼠小僧、ルパン三世、キャッツアイなど、泥棒側からエンタテイメントとして描かれてきた窃盗犯の捕物帖を、警察側から描いてくといい、能勢荘志プロデューサーは「2人の相棒が、時に力を合わせ、時に反目しながら、一癖も二癖もある犯人や敵たちと対峙し、戦っていく姿を魅力的に描き、視聴者の皆様の心を盗み、捕らえます」と話す。

中島は「『皆様の心、毎週捕まえます!!』ドラマのお話をいただき、その言葉が思い浮かびました。まだクランクイン前ですが、きっと刑事の勘です(笑)」と早くもキャッチコピーを考案。「小さい頃から遊びのドロケイが好きで、逃げることより追うことに徹していた自分は、大人になったらいつか犯人を追う刑事ドラマに出るのが夢になっていました。だから、今回、刑事を演じるチャンスをいただき、とてもとてもうれしいです」と喜ぶ。

さらに、「今回演じる新人刑事の斑目を通し、今を生きる現代人の悩みや葛藤を伝えていきたいですし、毎週皆様の心に寄り添い、気持ちを奮起させ、笑顔で明日も頑張ろうと思えるドラマになればいいなと思っております」と意気込みをコメント。遠藤とは9年ぶりの共演となるが、「以前、『目の芝居がいいね』とお褒めの言葉をいただき感動した思い出があります」と明かした。

その遠藤は「大泥棒の役と聞いただけで『やりたい!』と返事をしていました。ただの泥棒ではなく刑事と組んで事件を解決していく泥棒なんて長い役者生活でも初めての役です」とこちらも喜びをコメント。「脚本の林宏司さんとは何度かご一緒していて信頼しているので、その世界観に身をまかせようと思います」といい、中島に対しては「大人になった中島くんと再び共演できることが楽しみでなりません。視聴者のみなさんには今まで見たこともないバディものをお届けします! ぜひ応援してください!」と呼びかけた。

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(C)福田秀/集英社