女優の江口のりこが、きょう24日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(毎週通う21:00~)の第2話にゲスト出演する。

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    『健康で文化的な最低限度の生活』に出演する江口のりこ=カンテレ提供

柏木ハルコ氏の同名コミックが原作の同ドラマは、生活保護受給者を支援するケースワーカーとなった義経えみる(吉岡里帆)が、人生につまずいた人々に寄り添い、希望の光を見出す道筋を作っていく姿を描くもの。第2話では、えみるが担当する日下部家に、不正受給の疑いが浮上する。

江口が演じるのは、そんな日下部家で、高校2年の息子と中学2年の娘を育てながら、認知症の父の介護もしている聡美。「台本を読んで、ちゃんと演じなきゃなと思いました。生活保護は知っていましたが、いろいろなケースがあって、今回のような細かいところまでは知らなかったです。実際にこうした状況で受給しているご家庭があるんだってことを知れただけでも、参加させてもらえてよかった」と語る。

また、思春期の子ども2人を育てながら、介護もしているという役柄を演じるにあたり、「ぜんぶを表現するのは難しいですね。44歳で高校生の息子と中学生の娘という大きな子どもが2人もいる母親に見えるのか?というのも不安で」と本音を吐露。それでも、「ただ1つだけ自分にできるかもと思うのは、息子との関係性のところです。そこのところをきっちり、吉村(界人)くんと心を通わせてやっていきました」と振り返った。

主演の吉岡については、「明るくて、爽やかで、楽しい方。わたしが最初に本橋監督に言われたのは、初めのほうと最後のほうで、えみるさんに接するものに落差がほしい、ということでした。初めてえみるさんと話す時、この人が担当になってくれてうれしい、信頼できると思う表現がどんな風になるかなと自分でも思いましたが、まあ、なんの無理もなく、吉岡さんを目の前にすると笑顔が出てきました。吉岡さんで助かりました。ものすごいものがある方だと思います」と絶賛。

その上で、「ドラマを見ていただいて、世の中にはこういった境遇の人もいると知っていただきたいと思います。知ったからといって、自分に特別できることが見つかるわけではないけれど、知っているのと知らないのでは違うと思うから。ぜひ見てほしいです」と呼びかけている。

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