舞台『半神』の公開ゲネプロが11日、東京・天王洲 銀河劇場で行われ、W主演の桜井玲香(乃木坂46)、藤間爽子、共演の太田基裕、福田転球、松村武らが登場した。

  • 左から藤間爽子、桜井玲香

    左から藤間爽子、桜井玲香

同作は漫画家・萩尾望都の原作をもとに、萩尾と野田秀樹が共同で舞台脚本化した 結合双生児の姉妹を主人公にした異色の内容で、1986年の初演以降、何度も再演を重ねてきた。今回は中屋敷法仁が新たな解釈と演出で上演を行う。

膨大な言葉の渦と、常にくっついている桜井と藤間の独特の動きが、悪夢のような世界を作り出す。乃木坂46として活躍する桜井が、頬のこけたメイクと険のある言葉や表情で、普段と全く違う姿を見せた。

演出の中屋敷は「『半神』という原作がはらんだ複雑怪奇な迷路。そこをさまよう俳優たちの姿が、醜くも美しい。音楽にDE DE MOUSEさん、振付にスズキ拓朗さんという気鋭のクリエイターをお招きし、演劇らしい魔法と詐術が絡み合う、不思議な亜空間が誕生した」と説明する。さらに「目撃されるすべてのお客様の『人生』という劇世界が、さらに豊かに広がることを願っている」とコメントを寄せた。

東京公演は天王洲 銀河劇場にて7月11日〜16日。大阪公演は松下IMPホールにて7月19日〜22日。

桜井玲香コメント

幕が上がってからは一気に駆け抜けていく、まさにジェットコースターの様な舞台です。ご観劇いただく皆さんには、最後までしっかりとついてきて頂きたいです!
最終的に遊びゴコロを芽生えさせるところまで行くことが目標なので、自分が持つパワーの全てを使って、双子の姉であるシュラを演じたいと思います!

藤間爽子コメント

中屋敷さんの演出はとにかく動く動く動く!
たくさん動きます。観客の皆様をひかせてしまうくらい、とんでもない演出を生み出す方です。大変なこともあったけれど、ピンクパンサーのぬいぐるみに毎日見守られながら笑いの絶えない楽しい稽古場でした。お稽古中、どんな時も1番に役者を信じてくれていたので、私は安心して自由にマリアを演じることができました。
私にとって初めての舞台。「緊張や不安でいっぱいです!」と言いたいところですが、全く不安はありません! 何故ならシュラがいつも横に一緒にいてくれるから!

太田基裕コメント

中屋敷さんの稽古場は、僕は二度目だったのですが、相変わらずテンションと発想とが混沌とする稽古でした。『半神』は難解な戯曲ですが、何か人間の根底にあるものがふつふつと湧き上がるような作品だと思っています。いよいよ初日を迎えます。不安など、未知な部分が沢山あります。しかし、お客様に僕自身の想いや美学が伝えられるように精進していきたいと思います。楽しんでください。