ポルシェAGのワークスドライバーであるスヴェン・ミューラー選手が所属し、「911 GT3R」で2018年のスーパーGT GT300クラスに参戦するD'station Racing(#7)は、第4戦(チャン・インターナショナル・サーキット)の決勝にて8位で完走し、ポイント獲得を果たした。同じく「911 GT3 R」を駆るGULF NAC PORSCHE 911(#9)は16位で完走という結果に。

  • D'station Racing(#7)が8位で完走し、ポイントを獲得

7月1日は晴天の下、現地時間午後3時に決勝レースのスタートを迎えた。藤井選手がスタートドライバーを務めたD'station Porscheと久保選手がスタートを担当したGULF NAC PORSCHE 911が競り合いながら1周目を終えるが、D'station Porscheが先行。GULF NAC PORSCHE 911がこれを追っていく展開となる。

2台の戦略はピット作業で分かれた。タイヤ4本交換を選択したGULF NAC PORSCHE 911に対し、D'station Porscheはタイヤ無交換作戦を採用。30周を終え7番手までポジションを上げピットインし、藤井選手からミューラー選手に交代する。ピット作業時間を短縮したことで、ポジションアップに成功。

交代したミューラー選手は、タイヤを労りながら54周目には前を行く#2 ロータスをパスし、8位でチェッカーフラッグを受け貴重なポイントを加算。ドライバーズランキングでもトップから14点差の7位につけている。

  • ドライバーズランキングでもトップから14点差の7位に

一方、久保選手から石川京侍選手に交代したGULF NAC PORSCHE 911だったが、終盤にはガス欠を感じさせる症状に見舞われてしまったこともあり、16位でチェッカーを受けた。ただ、今回の週末を通じさまざまなトライを見せたGULF NAC PORSCHE 911にとっては、今後に向けて浮上のきっかけを掴むレースとなったと言えるだろう。

  • 同じく「911 GT3 R」を駆るGULF NAC PORSCHE 911(#9)は16位で完走

なお、次のスーパーGTレース 第5戦は、8月5日に静岡県の富士スピードウェイで決勝レースが行われる予定になっている。