特撮ドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』の10周年を記念し、9月26日に発売されるVシネマ『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』の予告編とメインビジュアルが公開された。

『炎神戦隊ゴーオンジャー』は、2008年2月から2009年2月まで、全国テレビ朝日系で放送されたスーパー戦隊シリーズの第32弾。公害をまき散らす「蛮機族ガイアーク」から人間たちの世界"ヒューマンワールド"を守るべく、意思を持った乗り物型の機械生命体「炎神(エンジン)」と共に戦う7人の若者たちの姿を追った特撮ドラマである。

放送当時は、その明るい作風と「炎神」のコンセプトの斬新さから、玩具売上の大幅な増加や、主題歌CDがオリコン週間シングルチャート4位に入るなど絶大な人気を集め、放送終了後も根強いファンに愛される作品となった。そして放送終了10周年となる今年、待望のVシネマ化が決定。『ハリケンジャー』『デカレンジャー』に続く、『10YEARS』シリーズ第3弾として熱い注目を集めている。

メインビジュアルは、10年前と変わらず、勢い盛んなゴーオンジャーのメンバーと炎神たちが勢ぞろいしたビジュアルとなっている。ただ早輝だけが、ゴーオンジャケットを身に着けず、意味ありげな表情を浮かべている。果たして彼女の身に何があったのか……。

さらに今回公開された60秒予告は、本作のストーリーをなぞりながらも、10年前と変わらずエネルギッシュで、コミカルな『ゴーオンジャー』の世界観がありありと見て取れる充実の内容になっている。

そして、『炎神戦隊ゴーオンジャー10 YEARS GRANDPRIX』が劇場で上映されることも決定。上映館は、渋谷TOEI(東京)、109シネマズ名古屋(愛知)、Tジョイ京都(京都)、梅田ブルク7(大阪)の4館。7月21日から、期間限定上映となる。

『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』あらすじ

走輔たちゴーオンジャーがガイアークとの激闘を制してから、10年。
その間、ヒューマンワールドにはかつてない平和が訪れていた。防衛大臣・野泉進一郎は"鎖国バリア"を発動し、他のブレーンワールドからの侵略を完全に遮断。さらに"Nチップ"と呼ばれる、財布・携帯・身分証を兼ねるチップを国民に無料配布し、エコで便利な社会を作り上げていた。
一方、ゴーオンジャーは鎖国バリアにより、炎神たちと離れ離れになり力を失っていた。さらに、大翔が野泉に自爆テロを仕掛けたとして"戦隊活動禁止法"が可決される。ゴーオンジャーは正義の味方から一転、悪のテロリストとして世間から恐れられる存在になってしまった……!
そんな折、彼らの前に謎の少年・走児が現れる。彼は懐にベアールVの炎神キャストを隠し持っており、そのことで特別警察に追われていた。
走児を助け出した走輔たちは、国家を敵に回しての逃走劇を繰り広げる。しかし彼らの前に立ちはだかったのは、なんと、早輝だった。早輝はゴーオンジャーと決別し、政府の広報官として野泉に仕えていたのだ!
特別警察の手を逃れたゴーオンジャーの面々は、走児がベアールVを拾ったという場所へ急行する。そこは、Nチップ研究所の目の前で……。
果たして早輝はなぜ袂を分かったのか? 野泉大臣に隠された秘密とは? 世界を巻き込む大事件を前に、すべてを奪われたゴーオンジャーの運命はいかに!?

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