国土交通省は8日、「地域交通グリーン化事業」による補助対象事業として、新たに3事業への支援を決定したと発表した。これにより、盛岡駅周辺、尾瀬国立公園、沖縄全域に、合計で電気バス4台と超小型モビリティ20台が導入され、活用されることになる。

  • 補助金事業概要(出典 : 国土交通省報道発表資料)

「地域交通グリーン化事業」は、環境に優しい電気バスなどを使った交通サービスの普及を促進するため、バス事業者や地方公共団体などに対し、国土交通省が車両の導入費用などを補助するもの。今回、公募期間中に申請があった「岩手県交通」「会津乗合自動車」「ゆいも推進協議会」の事業について補助対象事業として認定した。

これにより、岩手県交通は盛岡駅周辺の主要路線に電気バス1台と電気自動車用急速充電設備1基を導入。会津乗合自動車は尾瀬国立公園内などを運行する路線に電気バス3台と電気自動車用急速充電設備5基を導入。ゆいも推進協議会は沖縄本島および与那国島に超小型モビリティ20台と電気自動車用普通充電設備2基を導入する。

補助率は車両本体価格等の3分の1とされ、電気自動車用充電設備の設置にかかる工事費は実額(上限額まで)を補助する。