俳優の綾野剛が出演を務める、7月スタートのテレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』(毎週木曜21:00~)。7日、渡部篤郎、小林薫、杉本哲太、光石研、池内博之といった実力派俳優たちが出演することが、明らかになった。

  • 左上から小林薫、渡部篤郎、光石研、杉本哲太、池内博之

    (上段左から時計回りに)小林薫、渡部篤郎、光石研、杉本哲太、池内博之 -テレビ朝日提供

同ドラマは04年に刊行され、ベストセラーになった真山仁氏の同名小説が原作。主人公の外資ファンド代表・鷲津政彦(綾野)が、"ハゲタカ"と激しいバッシングを受けながら、不良債権を抱えた銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していく姿を描く。

アメリカにいた鷲津が日本に戻り、最初に手がける大仕事が、第1話で描かれる三葉銀行のバルクセール。そこで鷲津と出会い、全話を通して大きな因縁で繋がっていくのが、渡部演じる芝野健夫。芝野は三葉銀行のエリートバンカーとして不良債権処理に携わり、鷲津と対峙する。また、そんな芝野の上司であり、三葉銀行の常務取締役でもある飯島亮介を小林が演じる。

渡部は「『ハゲタカ』は以前にも一度映像化されている作品。そういった作品を再び映像化するというのは大変なことですし、そこの場に自分を呼んでいただけるというのは光栄なことです」と表現する。共演する綾野については「とても高みにいこうとしている方で、一緒にお芝居をしていてもとても勉強になります」と評価。「前作とはまた違った評価をいただけるようなエンタテインメントを見せられるよう、芝野という人物を演じていきたいと思います」と抱負を述べた。

そして小林は、綾野と過去にも共演経験があるが、「今回のような"大人"な役で出会うのは初めて」とのこと。「この作品を機に大人の役者さんへと脱皮していくのかもしれません。そういった作品でまた違った関係性でご一緒できるのは楽しみです」と綾野に期待を寄せた。

また、鷲津が代表を務める「ホライズンジャパン・パートナーズ」のメンバーとして、日本政財界の裏と表に精通し、数多くの情報源を持つ佐伯宗徳を杉本が、不動産取引のエキスパートでもある中延五朗を光石が、アメリカ育ちの日系アメリカ人で鷲津の右腕でもあるアラン・フジタを池内がそれぞれ演じる。