もうすぐ待ちに待ったボーナスの時期ですね! ボーナスが入ったら何に使おうか、今から悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 今回は、ついぱーっと使ってしまいがちなボーナスの「やってはいけない使い方」をご紹介していきます。

  • ボーナスどう使う? 美人FPが教える「やってはいけないボーナスの使い方」

    あれ? ボーナスどこ行った? とならないために

全額買い物で使ってしまう

一番やってはいけないのがコレ。口座残高が一気に増えると、ブランド品や高い家電など、どうしても大きな買い物をしたくなってしまいます。全額を買い物に使ってしまうのは、もちろんNG! 節度ある金額でお買い物をしましょう。

もちろん、旅行も同様。普段の給料よりも多いお金が入ってくると、いつもより高い金額を払って旅行に行ける! と思ってしまいがちですが、ここでもうっかり全額使ってしまわないよう気を付けましょう。計画的に貯金しておけば、次のボーナスと合算してもっといいところへ行けるかもしれません。

リボ払いよりはボーナス払いがマシ?

リボ払いは、手数料が高いためなかなか元本が減らず、気が付くと総額が大変なことになっていた……なんてこともあります。一方で、ボーナス払いは一括払いと同じで手数料はかかりませんが、難点としては海外で使えないこと、対応していないお店もあること、利用限度額内でしか使えないこと、支払いが数カ月先になること、などが挙げられます。

ボーナス払いにした支払いが、後でドーンとやってくることをしっかり理解していれば、手数料が発生するリボ払いよりも、ボーナス払いの方がいいでしょう。とはいえ、基本的には支払いがすぐにくることや、手数料がないことを考えると、一括払いか手数料がかからない範囲の分割払いにするのが吉です。

ただ口座を移すだけ

また、貯金がほとんどないという人は、ボーナスを使わない努力をしていかなければなりません。毎月のお給料だけだといっぱいいっぱいの人も、ボーナスのタイミングが貯金を増やすチャンスです。

近頃は、たいていの銀行はキャッシュカードさえあればコンビニでいつでもお金を引き出すことができますよね。たとえ別の普通口座にボーナスを移しても、そのキャッシュカードを持ち歩いていればいつでも引き出せてしまいます。それでは普段使っている口座にお金を置いているのと、結局は変わりません。

どうしても浪費してしまいがちな人は、コンビニなどで気軽にお金を引き出せないように、一定期間引き出すことができないけれど、利息も普通預金より多く付く定期預金に預けましょう。また、タンス預金もオススメです。

タンス預金はよくないという話もありますが、普段外で働いている場合、家にいる時間が少ないという人も多いのではないでしょうか。ある程度の貯金が貯まるまでは、いつでも引き出せてしまう銀行の普通口座にお金を入れておくよりも、自宅のすぐに取り出せないところに置いておく方が、そのお金に手を付けずに済むという考え方もあります。

全額投資に回す

まだ投資をしたことがないという人にも、ボーナスというのは1つのきっかけになります。とはいえ、貯金がないのにボーナスを全額投資に使ってしまうのはもちろんNGです。

多く投資すればするほど利益も多くなるのは確かですが、他の使い道や貯金とのバランスも考えて、まずは少額から始められる積み立ての投資信託などがいいでしょう。

しっかりと考えていないと、ついうっかり全額使ってしまいがちなボーナス。きちんと貯金をして将来のために備えつつ、好きなものを買ったり、好きなものを食べたり、普段がんばってる自分へのご褒美もゲットできるよう、賢く使っていきましょう!

筆者プロフィール: 横川楓(よこかわかえで)

平成生まれのお金の専門家/経済評論家。資産形成、所得格差、年金問題、増税など、これからの世代に振りかかる様々なお金の問題と、周囲の人々のお金の知識との乖離に疑問を持ち、ファイナンシャルプランナー(AFP)、経営学修士(MBA)、マイナンバー管理アドバイザーなどを取得し、お金の知識の啓蒙活動を始める。「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」をモットーに、ミレニアル世代ならではの視点で、みなさんのマネーライフをハッピーにするべく活動中。twitterで知らないと損する身近なお金の話を随時発信。