Amazonプライム・ビデオにて2016年に「Season1」(全13話)、2017年に「Season2」(全13話)を配信した連続ドラマシリーズ『仮面ライダーアマゾンズ』。ついに5月19日には『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』が公開される。

  • 2018年10月発売・発送予定「RAH GENESIS 鷹山仁」(23,760円/税込)

過激な描写やハードなアクションが話題を呼んだ本作では、それぞれにドラマを抱えたキャラクター、そしてその人物を演じる俳優陣の熱演が、ストーリーに大きな力を与えている。特に、人間を捕食する危険な人工生命体「アマゾン」を一匹残らず"狩る"ために自ら仮面ライダーアマゾンアルファに変身する鷹山仁(演:谷口賢志)は、『アマゾンズ』を象徴する狂気的なキャラクターとして人気を集めた。

Season1ではパートナー・泉七羽の"ヒモ"となって生活し、ついにはTwitterで「伝説のヒモ」タグまでできてしまう男・鷹山仁。Season2では、すべてを終わらせるために戦うものの、よくよく考えると原因を作った張本人でもある身勝手な男・鷹山仁。従来のヒーロー像とは大きくかけ離れたキャラクターだが、なぜこれほど多くの人が心惹かれてしまうのか。

さらには、「RAH GENESIS 鷹山仁」としてフィギュアで立体化されるに至った。同シリーズから「仮面ライダー」シリーズの変身前キャラクターが立体化されるのは久々のことである。そうまでさせる彼の魅力とは何なのか。立体化にあたり、"仁のことを一番見てきた"といっても過言ではない、「RAH GENESIS 鷹山仁」の開発担当者に鷹山仁の魅力について訊いた。

――普段はどういったアイテムを担当されているのでしょう。

BE@RBRICKやRAH(リアルアクションヒーローズ)、MAFEXなどです。個人的には、「キングスマン」とか「ジョン・ウィック」みたいなドンパチ系が好きで、そういった作品の立体化も担当しています。

――まずは企画の成り立ちについてお伺いしたいのですが、「仮面ライダー」シリーズを立体化されている「RAH」シリーズで、素面(変身していない状態)をリリースされるのは久しぶりですよね。

そうですね。久々ですし、「RAH GENESIS」シリーズになってからは初です。単純に、もう自分がほしい!と思ったからなんです。

――マーケティングなどによって決められたわけではなく?

やっていません。ほかの商品もそうなんですけど、先程の「キングスマン」とか「ジョン・ウィック」を出しているのも僕が「アクションフィギュアにしたい!!」という気持ちからでした。

――『仮面ライダーアマゾンズ』からは「アマゾンアルファ」をはじめ、「オメガ」「ネオ」、さらに付属パーツにも「白目再現フェイス」といったこだわりが強い印象だったので、開発者の方は本当に好きなんだろうなと思っていたんです。

そうですね。『アマゾンズ』ばっかり出していますね(笑)。

――今回はなぜ鷹山仁だったのでしょう。

ライダー変身後もそうなのですが、鷹山仁個人の魅力がやっぱりすごい。これはみなさんも思われていることだと思います。今までのライダーって、大体が"守るものがある"とか、"誰かを守りたい"ということを抱えているんですけど、この人って"自分勝手"ですもんね。いわば自分で種をまいて、自分で回収しているわけですから。仁さんは「狩る」ってよく言ってるんだけど、仁さんがあんなことやらなければそもそも狩らなくてよかったんじゃないかという。そのへんの身勝手な部分とかもよかったですね。

『アマゾンズ』好きの人って、アルファのことを仁さんって呼びますよね。仮面ライダーアマゾンアルファ=仁さんになっているんです。仁さんの魅力については、演じている谷口賢志さんがフィーチャーされがちなんですけど、スーツアクターの岩上弘数さんの演技もすごい。佇まいが違いますよね。このシンクロもよかったんだと思います。

――作品としての『アマゾンズ』の魅力はどんなところだと思われますか。

特にSeason2の後半がそうでしたけど、もう子どもに見せないんだ、みたいな割り切り方がよかったですよね。あれって子どもがニチアサでCMを見ちゃって、「これ見た~い」とか言われたら、世のお父さんたちはどうするんでしょう。個人的には、ニチアサでももっと激しい内容のストーリーが見たいと思っていた時期だったので、大人に振った内容がドンピシャでした。

とりわけ『アマゾンズ』は、Amazonプライム・ビデオ限定というリミットレスな中で、やっぱり映像のインパクトが半端なかった。それに、キャラクターの描き方が本当に上手だなと。作品全体から作っているスタッフの愛を感じますよね。特にSeason1の後半あたりは、映像もセリフもすごかった。

そしてもう一つ大きかったのが、変身のときのかっこよさ。どうしてもTVシリーズのライダーでは、ベルトのアップから「変身」という流れが毎回入ります。でも『アマゾンズ』はベルトが映っていないことも多く、「アマゾン!」と口にするだけだったりするんですよね。

――映画を前に、Season1の総集編『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒』に続いて、5月12日からSeason2の総集編『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻』が公開されています。『アマゾンズ』を見たことがない方に対してオススメのポイントを挙げるとしたらどんなところでしょう。

劇場版が公開されるからということではなく、Amazonプライム・ビデオでちゃんと総集編じゃないのを見たほうがいい(笑)。総集編はまだ見てないんですけど、まとめられないと思うんです。エピソードがまるまるカットされることになっちゃうと思うので、「ここに飛んじゃうんだ……」みたいな感じになるのでは。まずは配信を見て、そのあとに劇場サイズで、良い音響で見るのがオススメだと思います!!

個人的に『アマゾンズ』は、「平成ライダー」は見ていないんだけど「昭和ライダー」が好きだった、という年代の方にも見てほしいなと思います。絶対的な正義ではない。仁さんもぜんぜん正義ではないですもんね。自分のやったことを回収しているだけですから。特にSeason2はそればっかり(笑)。

――でもかっこいいんですよね。なぜなんですかね。

かっこいいんですよ! フィギュア化の際、谷口さんにお会いして震えましたもん。

――僕もファンになってしまって、その後出演されている舞台を見に行ったりしてます。

僕も行きました。舞台がまたかっこいいんですよ。オーラがあるから、すごく映えますよね。

――そんな仁さんの魅力を再現した「RAH GENESIS 鷹山仁」ですが、このデニムの質感もすごいですね。これは本物ですか?

そうですね。デニムの生地を、フュギュアに合わせて少し薄くしています。谷口さんに何度かご来社いただいて、お話しする機会があったので、着ていた服のブランドとか、どういった感じの質感だったかを聞いて反映させました。服はまったく同じものは売っていなかったんですけど、同じブランドの服を参考にパターンを引いているので、ほとんど同じものに仕上がっています。靴も可能な限り再現しています。

――以前谷口さんにインタビューをした際に、Season2になる時に衣装がデニムだけブラックになったと聞いていたので、それが絶妙に表現されているのに驚きました。映像を見ていてもなかなか気が付かないですよね。

デニムはエイジングもかけているんですけど、色もこのために後染めしています。どちらかといえばSeason2のイメージに近いんですけど、Season1の時の顔をつけてもおかしくならなくするために、あまり真っ黒にならないよう気をつけました。

――今回の顔の造形はどのようにして作られたのでしょう。来社されたということは3Dスキャンですか?

僕が映像の中から、この表情とこの表情というのを原型師さんに伝えて、納得がいくまで突き詰めていきました。3Dスキャンって、結局なんでもない表情をスキャンしてしまうので、似てるんだけど劇中の雰囲気とはなんだか違うなという感じになってしまう。劇中の感じを突き詰めていって、谷口さんに監修していただく時には100点のものを見せようと。そのおかげで、谷口さんからはまったく修正が入りませんでした。

――あえて、これも入れたかったんだけど……と断念したギミックなどはありますか。

今回入れたギミックは、卵をもってる手と卵(仁は劇中で生卵を食べるシーンがたびたび描かれる)です。本当はSeason2最後のあのグワぁっていう顔と、ものすごく笑ってる顔の2つをつけたかったんですけど、商品的に金額が合わなくてあきらめました。

――今後予定されているアイテムはあるのでしょうか。

映画にあわせ、「RAH GENESIS 仮面ライダーアマゾンネオアルファ」が登場します。ガトリング付きのチェーンソーと頭部のデザインが特徴になっています。こちらも楽しみにしていただけるとうれしいですね。

――映画『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』(5月19日公開)では、水澤悠(演:藤田富)と仁さんの"最後の戦い"が描かれます。映画にはどんなことを期待をされていますか。

ファンとしての立場からすると、本当はあのノリのままでR-15指定とかにしてほしかったんですよ。とはいえ……なところなんでしょうけど。ネタバレとかを耳に入れないようにして、純粋にファンとして2人の結末を見届けたいと思います。

『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』は5月19日全国公開。また、配信シリーズ劇中の仁さんを徹底再現した「RAH GENESIS 鷹山仁」(23,760円/税込)は2018年10月発売・発送予定の2期受注がスタートしている。締切は6月10日23時59分まで。

また、映画で初登場する「仮面ライダーアマゾンネオアルファ」を再現した「RAH GENESIS 仮面ライダーアマゾンネオアルファ」(29,800円/税込)は、各部アーマーのシャープな造形やメカディテールはもちろん、特徴的なデザインのボディスーツは専用生地とプリントで再現。専用武器である「ネオアルファスイーパー」は、ガトリングガンとチェーンソーもそれぞれ精密に再現されている。変身アイテム「ミリタントアマゾンズレジスター」を左腕に、腰には「ネオアマゾンズドライバー」を装備。頭部マスクはLEDが内蔵されており、変身直後のイメージで、「アマゾン・アイ」が発光するギミックも備えている。2019年1月発売予定。発売元/プレックス、販売代理店/メディコム・トイ。

(C)石森プロ・東映