タレントのマツコ・デラックスが11日、テレビ東京系プロジェクト『無理矢理、マツコ。テレ東に無理矢理やらされちゃったのよ〜』の取材会に登場した。司会は同局 原田修佑アナウンサーが務めた。
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マツコ・デラックス
同PJでは、マツコがテレビ東京の深夜、異なる5番組に立て続けに出演する。マツコが子役や芸人も含めた100人の愚痴を聞いていく『マツコ解禁〜100人の愚痴を聞く〜』(19日24:50〜)、賞金が欲しい人が答えられそうな問題を必死で探るクイズ番組『マツコがマネーをあげたいクイズ』(22日24:12〜)、『レンタルマツコ!』(26日24:50〜)、『マツコ、昨日死んだってよ』(29日24:12〜)、『テレ東にいろいろやらされちゃったのよ』(6月10日24:35〜)の5番組となる。
『マツコがマネーをあげたいクイズ』の収録を終えたばかりのマツコは、番組を担当した佐久間宣行プロデューサーに対し「ものすごい大好きな番組をやってるプロデューサーなんだけど、今日のは置きに行ってました」と辛口意見。佐久間プロデューサーは「置きに行ってはいないですよ、全然! 見たことのないクイズ番組を作ろうと」と苦笑する。現在2本目の収録となるが、マツコは「だんだんゆるくなっていくのかもしれない」と予想した。
7年ぶりのテレビ東京番組出演に期待していたというマツコが、逆に報道陣に「テレ東のイメージって何?」と聞くと、「雑な感じ」「ゆるさ」「マニアックな感じ」などの回答が返ってくる。マツコは改めて「みんな勝手にテレ東のことを良く……判官贔屓か!? 私は(今回の出演で)テレ東の良さを実感したかったんですよ。ただ、実感としては、テレ東はもはや弱者じゃありませんでした。雑に作ってると思ってたじゃん? ちゃんとしてるのよ」と印象を語る。
「セットも、もうちょっとどっかから盗んできたものを作ってるのかと思ってたら」とマツコが心境を明かすと、佐久間Pが「他の番組から盗んできました」と弁解。マツコは「他の番組からとかじゃないのよ、本当に盗まなきゃ」と、同局の "荒々しさ"に期待していた様子だった。
マツコはさらに「ちょっと悲しいところでもあったんですけど、これはテレ東さんだけじゃなくて、スタジオの雰囲気は、どこで撮っても変わりません。無個性時代ですよ、本当」と嘆く。「今日は結構、期待してたのよ。あんまり言うとネガキャンになっちゃうけど、この人(佐久間プロデューサー)は結構奇才に入る部類なわけですよ。私をもっと痛めつけて欲しかった」と希望を明かした。
「いつか誰かに刺されるの。一個の番組を立ち上げるのにスタッフと喧嘩しながら作っていくわけですよ。人任せではやれないタイプなのね」と自身を分析するマツコ。「今回は私も過度な期待をしすぎた。テレ東がこうなると、どこ行ったらいいんだろう」と思案すると、佐久間Pが「テレビユー福島ですか?」と尋ねる。この質問に対して、「最近テレビユー福島の番組に出たの。今のはいいトスだったわ」と認めるマツコだった。
マツコの辛口意見に終始するも、同局宣伝部は受け止めた様子で、報道陣に「好きに書いてください」と苦笑し、懐の深さを見せる。佐久間Pは「マツコさんと番組を作ってぶつかり合って、面白かったですよ」「テレビ東京のスタッフとマツコさんのぶつかり合いを楽しんでほしい」と見どころを語った。一方、収録ではゲストの有村藍里がマツコの優しさに泣きだすなどの展開も。目が離せない番組となった。
