5月の第2日曜日は「母の日」。贈り物の定番としてまず思いつくのはカーネーションだろう。しかし母にとっては、我が子の顔を見て一緒に過ごす時間こそが最高の贈り物なのではないだろうか。とはいえ、改めてどこかへ誘うのはちょっと恥ずかしい……。そんな全国の悩めるシャイボーイ・シャイガールのために、「いいわけチケット」なる画期的な代物が開発された。

  • 「いいわけチケット」はスマートフォンでアクセス!

スマートフォンで特設サイトを訪れると、2018年3月3日に東京タワーでスタートした「トップデッキツアー」への招待チケットが簡単に作成できるとのこと。

  • 簡単5ステップでサクッとチケット予約

まずは自分の名前を入力。すると、その名前が印字されたチケットが画面に登場する。注目すべきはその背景だ。あたかも自宅のダイニングテーブルでチケットを撮影したかのような画像など、ごく自然な合成写真が作れてしまうのである。背景は全8パターン。違和感を抱かれないよう背景のチョイスは慎重に行おう。

  • 写真イメージ。非常にリアルな仕上がりっぷり

東京塔子さんが上京してから早5年。1人暮らしにも慣れ、気が付けば近所の商店街にも顔なじみがだいぶ増えてきた。そんな折、いつものように仕事帰りに通り過ぎたその商店街で、漬物屋のおばちゃんに呼び込まれ福引きをやってみたところ「トップデッキツアー」のチケット2人分をゲット。

しかし予定が合う友人がなかなか見つからず、「もったいないからお母さんでも誘ってみようかな、そろそろ母の日だし」と部屋で独りつぶやきながらチケットの写真をパシャリ。そんなストーリーが見え隠れするワンショットが、わずか数秒で作成できてしまう。

  • 右上の「ヘルプ」ボタンをタップすると、いいわけメッセージ集を見ることができる

背景を選んだら、いよいよ“言い訳”シンキングタイムスタート。このサイトでは名前の通り、誘う口実という名の言い訳を提案してくれるのだ。数パターンのテンプレートをもとに、自分なりのお誘いメッセージを考えよう。

  • じゃーん選手権にエントリーできそうなほど可愛らしい誘い文句もラインナップ

OKの返事が来たら、そのまま予約ページへ。もちろん母側がこれを利用して誘うもよし、親子だけでなく気になる異性を誘うのもアリだろう。

  • 約束を取り付けたことに安心し、肝心の予約を忘れないように

東京タワーのトップデッキに入ることができるのは、予約制の同ツアーに参加した人のみ。1階から高さ250mのトップデッキまで、アテンダントによる接客とドリンクサービス、シークレットライブラリーなどのおもてなし要素を楽しみながら登ることができるツアーとなっている。

  • ツアーの所要時間は30分~。9時~22時45分までトップデッキの見学が可能とのこと

  • ドリンクサービスに加え、世界的パフューマー(調香師)のクリストフ・ラウダミエル氏による香りの演出など至れり尽くせりなひと時を過ごせる

  • トップデッキに向かう専用ゲート内には、ツアー参加者だけが見学可能な“過去の東京”を紹介する「タワーギャラリー」や、対外的には非公開となる「シークレットライブラリー」も登場

ツアー料金は、大人(高校生以上)が2,800円、子ども(小・中学生)が1,800円、幼児(4歳以上)が1,200円。大切な人の喜ぶ顔はプライスレス。全部チケットのせいにして、東京タワーで思い出を作ろう。

※価格は全て税込