通勤総合研究所は4月25日、「新社会人vs先輩社会人!通勤&働き方調査」の結果を発表した。調査期間は2018年4月6日~9日、調査対象は1都6県在住の新社会人及び社会人歴2~4年目の個人、有効回答は新社会人100人、社会人歴2~4年目200人。

新社会人は効率重視?

まず、先輩社会人に「新卒時代の通勤&働き方」の実態を尋ねたところ、新卒時代の初任給は平均20.6万円、残業時間は平均1.4時間/日。最もストレスに感じた場面は、1位「業務内容」(46.5%)、2位「人間関係」(40.5%)、3位「職場環境」(39.5%)、4位「通勤時間」(33.0%)と続いた。

次に新社会人の理想と先輩社会人の現実を比較すると、新社会人の2年後の理想年収は453.5万円だったのに対し、先輩社会人の現実の年収は356.9万円と、約96.6万円の差がみられた。

  • 「新社会人 vs 先輩社会人 ビジネスマンの理想と現実」通勤総研調べ

「出世したい」と考えている割合は、新社会人の72.0%に対し、先輩社会人は59.0%に減少。仕事へのモチベーション度(10点満点)についても、新社会人は6.0点だった一方、先輩社会人は5.0点に低下した。

また新社会人の99%が「通勤や仕事を効率化して取り組みたい」と回答。同調査は「2018年の新社会人は効率を重視する傾向があるようだ」と分析している。一方、先輩社会人の現実をみると、「通勤や仕事の効率が悪いと思う」が約90%に達し、現実の厳しさがうかがえる結果となった。

新社会人の理想の通勤時間は27.9分、先輩社会人の現実の通勤時間は49.7分。新社会人が最も効率が悪いと思っている場面は「通勤時間」で、同調査は「先輩社会人と比較しても、通勤にストレスを感じることが多いようだ」と推測している。