俳優の滝藤賢一がこのほど、NHKの単発バラエティ番組『地球メシ しんどくてうまい!究極の一皿』(28日21:00~21:49)の取材に応じ、初めてのMCに挑んだ心境を語った。

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    『地球メシ』に出演する(左から)関根麻里、滝藤賢一、山里亮太=NHK提供

この番組は、世界中のハンターと旅人が一緒に食材を獲得し、現地に伝わる最高の料理を味わうというもの。しかし、その食事にありつくには体を張った数々のハードルがあり、しんどい思いをしてたどり着く姿が見どころで、白洲迅がソロモン諸島へ、片岡安祐美がマレーシア・ボルネオ島に飛ぶ。

初のバラエティMCに「手応えはありません!」という滝藤は「周りの人たちが助けてくれたから、伸び伸びと楽しんでやらせていただきました(笑)」と謙そん。

「カンペなんか初めて見ましたし、『地球メシ』は僕を中心に回っていくから責任があるというか、難しいなと思いました。やっぱりセリフを用意されていたほうが楽ですよ(笑)」と本音を漏らしながらも、「またやらせていただけるならやりたいです」とレギュラー化への意欲を示した。

俳優仲間からMCの心得についてアドバイスを求めたことはなかったそう。番組では、普通の美食では飽き足らなくなった"滝藤伯爵"という設定があるものの、自然体で臨んだといい、ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ)で共演した相葉雅紀の貴族役を参考にしたかを聞かれると、「あ、その手がありましたか…。気付かなかった(笑)」と苦笑いした。

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放送日の28日は、『地球メシ』が総合テレビで21時台に放送される以外にも、Eテレ(22:45~23:00)では月1回のレギュラー主演ドラマ『オリガミの魔女と博士の四角い時間』、そして連続テレビ小説『半分、青い。』が朝・昼・夜に放送されるという、"NHKジャック"状態。「吉田羊さんいわく、僕、今年ブレイクするらしいんですよ(笑)。何を根拠にそんなことおっしゃってるのか分からないですけど、そんな気配すらないんですよね。全く実感がわかないです」と、やはり謙そんした。

大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS)に出演した当時さえも、本人は何も変わらなかったとのこと。それが、今回の『地球メシ』の収録の際は「スーツを着た偉い人たちがいっぱいいらっしゃいましたよ。そのときは『これがレギュラー化を目指すってことなのかな』って思いました(笑)」と、感知したようだ。

一方、『オリガミの魔女と博士の四角い時間』は、折り紙の魅力をドラマ仕立てで紹介していくというもので、28日のゲストは、上野樹里が約2年ぶりのドラマ出演。滝藤は「まさか2年ぶりのドラマに『オリガミ』を選んでいただけると思わなかった(笑)。今までのテイストをガラッと変えたお芝居をしてくださったので、また可能性が広がったのかなと思いました」と期待を示しながら、同番組が2年目に突入したことを受け、「大切にしていきたいなと思います」と"番組愛"をしみじみ語っていた。