プロ野球記録の2215試合連続出場で"鉄人"と呼ばれた元広島・衣笠祥雄氏が71歳で亡くなったことを受け、同じく広島で活躍した山本浩二氏(71)が24日、読売テレビ・日本テレビ系情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(毎週月~金13:55~15:50)に電話出演し、心境を語った。

  • 衣笠祥雄 山本浩二

    トークイベントで談笑する衣笠祥雄氏(左)と山本浩二氏 2017年2月27日撮影

衣笠氏の訃報を自宅で知ったという山本氏は、「3年ぐらい前にあまり(体調が)良くないというのを聞いてそれから何度も会っていたんですけどね」と振り返り、先週に衣笠氏が解説していた試合を見て「ちょっと声に元気がないな」と心配していたことを明かし、それでも「まさか」とショックを受けたという。

「キヌがいたから私も数字を残せたと思います。お互い張り合いがあって、お互いが成長できた」と切磋琢磨していた現役時代を思い出し、「痛いところがたくさんあったんですよね。骨折もありました。それでも平気で打席に立つんですね」「表には全く見せない選手でした」とその強靭な肉体と精神を称賛した。

「明るい。結構お酒も好きでいろんな話はしました。でも、野球の話が多かったですね」と懐かしみ、「先日の星野といい、つらいですよね」と星野仙一氏に続く訃報に落ち込む山本氏。衣笠氏への言葉を求められ、「ありがとうですかね。お互い張り合ってやってきて成績残せたのは、2人がいたからだと思うんですよね。負けたくない気持ちをお互い持ってましたから。そういう意味では本当にありがとうですね」と語っていた。

昨年2月27日、2人は都内で行われたイベント「朝日新聞ReライフFESTIVAL」に出席し、ユニフォームではなくスーツ着用では初となる対談で会場を盛り上げた。「お金がない球団の筆頭と言われて、我々はなかなか給料を上げてもらえなかった」「今は億の世界ですから。時代が悪かったな(笑)」とボヤいて笑いを誘う山本氏に、衣笠氏は「これは絶対に言っちゃいけない。禁句なんです」と指摘。元MLB選手で伝説的ナックルボーラーだったフィル・ニークロ氏の「その時代で満足していたんだからいいんだ」という名言を紹介しつつも「悪いけど、何億円ももらってる選手をいま見ても、俺よりうまいとは思わんもん」と笑みを浮かべ、場内は拍手喝采に包まれていた。