リビングくらしHOW研究所は4月23日、「ワーキングマザーのワークライフ実態・意識調査」の結果を発表した。調査期間は2017年10月23~22日、有効回答はワーキングマザー450人。

効率と質との狭間で悩む

1日の家事時間(平均)を聞くと、平日130分、休日159分。一方、理想の家事時間は、平日105分、休日122分で、家事の時間を短くしたいと考えていることがわかった。

家事に関する意識をみると、「おやつや食事・お弁当はできるだけ手作りしたい」に「思う」「やや思う」と答えた割合は60.9%、「料理メニューのバラエティーや見た目に不満がある」は48.0%、「子どもの栄養バランスに不安がある」は46.6%と、食事の質を気にしている人が多かった。

また「掃除や洗濯は効率よくできている」という人は45.8%だったのに対し、「掃除や洗濯はもう少し頻繁にしたい」という人も48.7%おり、同調査では「家事の効率と質の狭間で悩んでいる人が多いようだ」と分析している。

  • 家事に関する実態・意識

自分の時間(平均)は、平日64分、休日97分。理想は、平日120分、休日165分。自分のために使える時間帯は、平日・休日とも「21時台~23時台」が5割超となった。

直近3カ月における自分のための外出の平均回数は月2.7回。中には「外出していない」(14.9%)、「3カ月に1~2回」(17.2%)という人も約3割いた。

自分のために使えるお金は月額1万8,870円。月額5,000円以上かける人が比較的多かった費目は、「美容」(31.3%)、「ファッション」(35.6%)、「友達や同僚などとの交際」(27.8%)となった。

キャリアアップについては、49.4%が「無理なく、できれば」と回答。キャリアアップで達成したいことは、「収入アップ」が最も多く66.6%を占めた。