日本FP協会はこのほど、第2回「働く女性のくらしとお金に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2018年2月2~5日、有効回答は20~50代の就業女性1,200人。

「いろいろな家庭があってもいい」という声

働くことに対する意識を聞くと、「外に出て働いていたい」に当てはまると答えた割合は60.0%で、「家庭のことに注力していたい」の40%を上回った。子供の有無別にみると、「外に出て働いていたい」との回答は、子供がいない人では56.7%、いる人では66.8%と、子供がいる人の方が多かった。

未婚者に仕事の継続意向を尋ねると、「結婚後も仕事を続けたい」では、「そう思う」が71.0%、「そう思わない」が29.0%。一方、「結婚後は仕事の量を減らしたい」では、「そう思う」が70.7%と、「そう思わない」の29.3%を大幅に上回った。

結婚後に(夫が望むなら)夫が専業主夫になってもいいと思うかどうか聞いたところ、「そう思う」は32.2%、「そう思わない」は67.8%と、3割強の女性は夫が専業主夫でもいいと考えていることがわかった。

  • 結婚後に(夫が望むなら)夫が専業主夫になってもいいと思うか(単一回答)

夫が専業主夫になってもいいと回答した人にその理由を質問すると、「いろいろな家庭があってもいいと思うから」(54.7%)、「家事・育児も立派な仕事だと思うから」(28.0%)、「夫は仕事・妻は家庭という時代ではないと思うから」(27.7%)が上位にランクインした。