スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーターはこのほど、3列シートの7人乗り多目的乗用車「エルティガ」の全面改良車を発表した。

  • 「エルティガ」

「エルティガ」は、2012年よりインドネシアとインドで生産・販売を開始し、コンパクトでありながら広い室内空間と居住性や取り回しの良さで好評を得ている。2018年2月末までに、両国内での販売および輸出を通じて、世界70以上の国・地域で累計68万台を販売してきた。

新型「エルティガ」は、高級感のあるフロントグリルやダイナミックなショルダーラインで力強さとエレガントさを表現したスタイリングと、繊細に作り込まれたダッシュボードや木目調の加飾をあしらった上質なインテリアを採用した。また、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、全長を130mm延長したことで広い室内空間と荷室スペースを実現。エンジンは、優れた燃費性能と動力性能を両立した新開発の1.5Lガソリンエンジンを搭載している。

インドネシアの自動車市場の約3割は多目的車カテゴリーが占めており、スズキは同カテゴリーの「エルティガ」を全面改良することで、さらなる拡販を図るとのこと。また、インドネシアに続いてインドでも新型「エルティガ」を生産し、両国より順次輸出も開始する予定。