スズキは25日、使いやすく広い室内空間を持つワゴンとSUVの楽しさを融合させた新ジャンルの小型クロスオーバーワゴン「クロスビー」を発売した。

  • 「クロスビー HYBRID MZ」

「クロスビー」はワゴンに求められる広い室内空間と日常の使いやすさ、個性的で愛着がわくデザイン、雪道などラフロードに対する力強い走破性とSUVの実用性を兼ね備える。街乗りからレジャー(アウトドアやスポーツなど)まで幅広いユーザーのライフスタイルに適応する、まったく新しいジャンルの小型クロスオーバーワゴンとなった。

装備面では、安心・安全な運転を支援する予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を採用し、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」に加え、スズキの小型車では初となる後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を装備。周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」も採用するなど、安全運転を支援する機能を充実させた。これらの装備により、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「セーフティ・サポートカー」の「サポカーS ワイド」に該当する。

新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用して軽量化と高剛性を両立させたほか、全車スズキ初となる1.0L直噴ターボエンジンとマイルドハイブリッドの組み合わせに6速ATを採用し、余裕のある走りと優れた燃費性能を両立した。

4WD車には、力強い走りの「スポーツモード」、雪道やアイスバーンでの発進・加速時にタイヤの空転を抑える「スノーモード」の2つのモードを新たに採用。ぬかるみや滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」、急な坂を下る際に車速を約7km/hに維持する「ヒルディセントコントロール」の2つの機能と合わせて標準装備としている。「クロスビー」の価格は176万5,800~214万5,960円(税込)。