俳優の坂上忍が19日、東京・台場のフジテレビで、同局系新番組『直撃!シンソウ坂上』(毎週木曜21:00～)の初回スペシャル(19:57～21:54)生放送終了後に取材に応じ、番組の手応えを語った。
坂上忍
放送を振り返り、坂上は「もうちょっと緊張するかと思ったんですけど、同世代や先輩方が多かったこともあり、非常に楽にやらせてもらいました」と語る。「初回とは思えない、生(放送)っぽくない安定感がありましたね」と水を向けられると、「生なのに生っぽくないは、やばいんじゃない」と苦笑いする場面も。
同番組は、3月まで放送されていた長寿番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』の後番組。このことについて、「『(笑って)いいとも』の後は『バイキング』でした(笑)。でもこの番組はその『バイキング』のスタッフさんが作っていて、コミュニケーションは取りやすいですね。非常に都合がよいのは、どこかに取材に行って、『バイキング』に間に合わなくなったとしても、それは自己責任でしょというちょっとした甘えはあります(笑)。戦いなんで、頑張ります」と力強く語る。
放送では79年に発生した「三菱銀行人質事件」をドラマで振り返った。坂上は「ドラマのスタッフさんたちと役者が頑張ってくださいました。僕も役者なので、相当大変だったろうなと思います」と労う。そのうえで「あの事件が起きたから、金融機関に監視カメラがつくようになったとか、昔のことではあるんですが、今とリンクしている点は多分にあると思います」と話す。
この他にも、放送では坂上がハワイへと飛び、薬丸裕英を訪ねた。生放送番組『バイキング』(毎週月曜～金曜 11:55～)のMCもこなす坂上は、1泊3日の過密スケジュールでハワイいたのは、わずか27時間だったそうだ。
番組で見せた薬丸の告白について、「腹をくくったお父さんという感じがしました。何回かこれまでにも飲み行ってるんですけど、そんな素振りは見せず、苦労話は初めて聞きましたね。身近な人だったんですけど、すごいお父さんだったんだなと改めて思い知りました」と話す。
次回の放送では、世間を騒がせた「戸塚ヨットスクール」を特集し、校長の戸塚宏氏と坂上が対峙する予定だが、「まだ実は撮ってないんですよ。放送の予告を見て、まだ結構、元気だなと」と苦笑いの坂上。しかし「考え方が違うところもあるし、覚悟してやらないといけないと思います。子どもの頃は『なんだ、このおじさんは』と思っていたけど、資料映像を改めて見ていると、あの人の筋はもしかしたら通っているのかもしれないと思い、聞きたいことが出てきています。今の戸塚さんに僕の考えをあてると、どんな反応があるんだろうと思いますね」と意欲を見せる。
今後の放送については、「この番組でしか届けられない言葉の引き出し方をしたいと思います」と抱負を語った。
なお、19日の番組平均視聴率(19:57～21:54)は8.7%をマーク。そのうち、薬丸裕英を特集したブロック(21:00～21:54)は10.3%で、テレビ朝日系新ドラマ『未解決の女』(14.7%)に次ぐ横並び2位だった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。
