「あいみつ取っておいて」と言われたけど、あんみつじゃなくて……? 入社してすぐだと、意味が分からず困ってしまうことも多いビジネス用語。今回は「あいみつ」の意味と使い方について学んでいきましょう。

「あいみつ」の意味

「あいみつ」とは「相見積もり(あいみつもり)」の略称で、「あいみつを取る」というように口語で使われます。「見積もり合わせ」と同義語で、「合見積」と表記することもあります。

相見積もりは、業者に仕事を発注するときや商品購入を検討するときに、複数から同じ条件で見積もりを出してもらうことを意味します。実は日常生活でも馴染みのあることで、引っ越しやリフォーム、車の買取査定などの際に複数業者に相見積もりを取ることも多いと思います。

各業者の費用を知り相場感を把握するのに役立つだけでなく、サービス内容やサポート、納期なども総合的に比較できるので、より良い条件で仕事を進めていくために、相見積もりを取ることは大事な行程です。会社によっては、業者選定の際に「あいみつ必須」としているところもあります。

「あいみつ」の使用例

  • 「来週の会議までに、主要な業者からあいみつ取っておいて」
  • 「メールであいみつを提出しておいてください」
  • 「新規の業者を選ぶ際は必ずあいみつを取ってください」

「あいみつ」を取るときの注意

ビジネスシーンにおいて、相見積もり作成を依頼する際には相手方からの信用を失わないよう十分な配慮が必要です。

まず、内緒で相見積もりをすることは避け、複数業者を比較検討していることをきちんと先方に伝えます。金額を値引きするための交渉のネタとして他社の存在をチラつかせるのも、基本的にタブーです。

また検討の結果、業者や商品が決定したならば、見積もりを出してもらった業者全てにきちんとお断りと結果報告をするのがマナーです。相手は連絡を待っている状態なので、見積もり作成のために尽力してもらったお礼と、予算や納期の関係で今回は断ることになった経緯、今後もまた取り引きさせてもらいたいという気持ちをしっかりと伝えましょう。

相見積もりを依頼するときの例文

相見積もりをしていること、商品の数、納期、見積もりの提出期限などもはっきりと伝えます。

いつもお世話になっております。
この度、弊社におきまして、社内にパーティションを設置する運びとなり、貴社への発注を検討しております。つきましては、商品代金および設置費用を含めたお見積もりをいただきたく、ご連絡を差し上げました。

商品A:25セット
商品B:50個
納品日:5月28日

社内間取り図など、詳細な仕様につきましては、別紙の添付資料をご参照ください。

本案件につきましては、ほかにも複数の同業他社に見積もりを依頼しており、ご提出頂いたお見積もりを参考にさせて頂いて、どちらの施工会社にするか検討、決定させて頂きます。

お断りするときの例文

いつもお世話になっております。
先日は○○の件で見積書をご提出頂きまして、ありがとうございました。
社内で慎重に検討させて頂きました結果、納期の面でどうしても折り合いがつかず、大変恐縮ではございますが、今回は見送らせて頂くこととなりました。申し訳ございません。

またの機会にご依頼させて頂くこともあるかと存じますので、その際にはどうぞよろしくお願い申し上げます。


相見積もりをしていることを伏せたまま話を進め、結果お断りするということになると、信用を失う結果にもなりかねません。必ず最初に、数社を比較検討している旨を先方に伝えるようにしましょう。

ビジネスとはいえ、依頼する側も受ける側もしっかりとマナーに則って、気持ち良いやりとりをしたいものですね。