お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、3日深夜に放送されたTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜25:00~27:00)で、3日に亡くなったラジオパーソナリティーの日高晤郎さん(享年74)を偲んだ。

太田光

太田光

日高さんは約35年にわたって北海道のSTVラジオ『ウィークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』(毎週土曜 8:00~)に出演していた。太田は以前から『日高晤郎ショー』のリスナーであるらしく、これまで『爆笑問題カーボーイ』内でも度々、日高さんの発言についてネタにしていた。そして一方の日高さんも「太田が『日高晤郎はラジオの神様』と言ったら、田中がツッコんでましたよ。そうしたら太田が『神様ってことはない』と修正しやがった」と爆笑問題のトークに触れるなど、番組を越えた"交流"があった。

しかし両者は一度も会ったことがなかったようで、太田は「日高晤郎さん亡くなっちゃったよ。まさかこんな急に……。僕らお会いしたことないけど、1回会いたいなと思っていた。いつかお会いできると思っていたんですけど、残念です」と番組冒頭で言及。

そのうえで「さすがの去り際というか、日高さんがよく言ってたのは『ラジオは家族です』と。『俺はラジオでみんなの前でいたいんだ。病院で死にたくないんだ』と言ってたのが、本当にその言葉通りにラジオを愛して。尊敬できますよね」と故人を偲んでいた。

太田が日高さんをネタにしていたこともあってか、『日高晤郎ショー』で日高さんが爆笑問題に厳しい言葉をかけることあったが、「俺も日高さんに怒られたりしたけど、愛情があった。『自分のギャグで自分で笑うな』ってよく言われた(笑)。でも必ず、『俺、あんたが好きなんだからさ。ガッカリさせないでくれよ』っていう言い方をしてくれる。素直に聞けるのは、あの人の人柄ですよね」と日高さんの愛情を感じていたようだ。

さらに太田は「STV(ラジオ)の方々、僕はできることは何でもしますよ。お会いしたことはなかったですけど、尊敬してましたし、言われた言葉を覚えていますからね」「北海道のみんな、大丈夫かな。喪失感がすごいと思う」と話していた。