ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説する『池上彰のニュースそうだったのか!!』。3月31日(18:56～20:54)の放送では、「ゲーム感覚で学ぶ日本と世界の今」と題し、日本の省庁や、エストニア・サウジアラビアのことについてなどを説明していった。

  • 池上彰氏 -テレビ朝日提供

    池上彰氏=テレビ朝日提供

テレビ朝日の丹羽敦子プロデューサーは今回の放送について、「池上さんの体力が本当にハンパない、超人的ということを、ぜひ皆さんに知っていただきたい」と語る。というのも、この放送回を収録した日の池上氏のスケジュールは、『ワイド! スクランブル』(毎週月曜～金曜 10:25～)に生出演しニュース解説、『グッド! モーニング』(毎週月曜～金曜 4:55～)の「ニュース大辞典」を数本まとめ撮りした後に『ニュースそうだったのか!!』を2本収録。その後に『Ｑさま!!』(毎週月曜21:00～)のコメントを撮り、終了したのは深夜12時前だったとのこと。

丹羽Pによると、『ニュースそうだったのか!!』は2時間スペシャルを月2回放送することが基本のため、通常は2週間に1度収録が行われる。しかしこの日は池上氏のスケジュールと放送日の都合上、2時間スペシャルを1日で2本収録したという。「2時間スペシャルの収録は3時間半～4時間かかりますから、2本分だと7～8時間になります。しかも池上さんは収録中は常に立ちっぱなし、喋りっぱなしですから、その大変さをお分かりいただけるかと思います。しかし池上さんは、疲れを見せることなく、さらっとやるので、恐るべし体力です。とはいえ、働き方改革が叫ばれる昨今、我々も池上さんにしっかり休めて気持ちよく働いていただけるよう、スケジュールを組んでいきたいです」(丹羽P)。池上氏の体力に、宇賀なつみアナウンサーも「普通の人なら声が出なくなるレベル」と感嘆していたようだ。

そして今回の放送では、サウジアラビアのことを、「観光では入れない、世界一入国しにくい国の1つ」と紹介していたが、池上氏は訪れたことがあるという。そのため、丹羽Pは「『○○でこんなロケしてきました』と報告すると、『あ、あそこはこうだよね』と全部ご存知です」と、池上氏の知識の広さを振り返る。また1年のうちで2～3カ月は海外を訪れるという池上氏。「用事があって電話すると、海外にいることは頻繁にあります。それでもまったく疲れも見せず、『20時に成田に着くからそれから打ち合わせでいい?』などとおっしゃります。本当に体力が超人的で驚きです」(丹羽P)と、その常人離れした体力が池上氏の活動を支えているようだ。

次回(14日18:56～)は「実は知らない日本SP」と題し、領収書に印紙が必要な理由、ハンコと印鑑の違い、ニュースで話題の「公文書」など、知っておきたい日本のことをわかりやすく解説していく予定だ。