ジェーシービーは3月19日、「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2018」の結果を発表した。調査期間は2018年2月9~13日、有効回答は20~69歳の個人1,000人。
新年度の目標、1位「貯蓄」
新年度(4月から)の目標を尋ねると、1位は「貯蓄」(38.9%)で2015年の調査開始以来、4年連続の首位を獲得。以下、2位「生活費の見直し・節約」(24.6%)、3位「仕事や家事の効率UP」(21.0%)、4位「ダイエット」(18.3%)、5位「趣味力UP」(17.4%)の順となった。
新年度の貯蓄目標額を聞くと、「100万円台」が最も多く19.3%。次いで「50万円台」が11.6%、「500万円以上」が8.8%と続き、「100万円台以上」は計37.3%だった。一方、「0円」という人も16.0%おり、0円も含めた平均貯蓄目標額は168.7万円だった。
昨年1年間に増やせた貯蓄額は平均59.9万円。支払い方法別にみると、キャッシュレス派は87.6万円で、現金派の32.5万円と比べて2.7倍の額となった。男詳細をみると、キャッシュレス派男性の平均貯蓄増加額は105.3万円で、現金派男性の36.1万円の2.9倍となり、「キャッシュレス派と現金派の貯蓄格差が顕著」にみられた。
お金の管理について質問すると、キャッシュレス派ではお金の管理を得意だと思っている人は54.8%に上ったのに対し、現金派では39.7%にとどまった。また管理職になりたいと思っているビジネスパーソンは39.1%で、現金派の21.6%を17.5ポイント上回った。