JRグループは14日、「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーン(栃木DC)の開催について発表した。4月1日から6月30日まで開催され、JR東日本の車両205系を改造した日光線「いろは」をはじめ、イベント列車も多数設定されている。

  • 日光線の車両205系を改造した「いろは」。4月1日から運行開始し、日光線宇都宮~日光間の快速「誕生いろは日光号」に使用される(画像はすべてJR東日本提供)

「いろは」は日光線で運行される205系のうち1編成を「観光でご利用されるお客さまにより快適な移動時間をお過ごしいただける車両」として改造。乗降口を1両あたり片側2扉とし、木を用いた吊り革をはじめ木目調の内装を採用するほか、フリーWi-Fiを提供できる環境として観光情報などを得やすくし、ドア上に案内表示器を新設して外国語表記にも対応する。車いすスペースを2カ所に増やし、バリアフリー強化も図る。

デビューに先立ち、3月10日に鉄道博物館(さいたま市)、3月22日に日光駅で「いろは」の車両展示会を開催予定。栃木DCが始まる4月1日から運行開始し、宇都宮駅で出発式も行われる。この日は快速「誕生いろは日光号」として、宇都宮駅9時10分発・日光駅9時52分着、日光駅10時32分発・宇都宮駅11時24分着で運行予定となっている。

ゴールデンウィーク期間中の4月28~30日・5月3~6日に運行される大宮~日光間の快速「GOGOいろは日光」、5月18日に同じく大宮~日光間で運行される快速「日光東照宮春季例大祭号」も「いろは」を使用する予定。栃木DC期間中や観光需要の高まる時期に臨時列車として運行され、通常は日光線の定期列車としても運行予定だという。

  • 「いろは」の車内イメージ。大型クロスシートを採用し、大型荷物置場やフリースペースも設置

栃木DCのオープニング列車として、12系客車5両を電気機関車EF64形・ディーゼル機関車DD51形で牽引する快速「本物の出会い栃木号」も登場。浦和駅8時20分発・日光駅11時16分着で運行される。5月12日と6月16日には、真岡鐵道の50系客車を使用する団体専用列車「DL&SLもおか」を小山~茂木間で運行。JR水戸線内(小山~下館間)はディーゼル機関車、真岡鐵道線内(下館~茂木間)は蒸気機関車が牽引する。

5月19日には両毛線小山~足利間にて、旧型客車5両を蒸気機関車・電気機関車で牽引する団体専用列車「SL本物の出会い栃木号」を運行。6月30日には栃木DCのフィナーレを飾る列車として、「SLばんえつ物語」の客車7両を電気機関車EF81形・EF64形で牽引する快速「那須野物語」が大宮駅8時30分発・黒磯駅10時33分着で運行する。これらの列車の運転を記念した出発式などのイベントも開催される。

栃木DC期間中はその他にも、4月に新駅(あしかがフラワーパーク駅)が開業する「あしかがフラワーパーク」や、さまざまな観光資源がある高原リゾート那須に向けて都心から直通列車を設定。「日光」「スペーシア日光」「スペーシアきぬがわ」をはじめJR・東武直通特急もゴールデンウィーク期間を中心に臨時列車を運行する。栃木DC開催にあたり、県内の11駅(JR東日本5駅、東武鉄道3駅、真岡鐵道1駅、野岩鉄道1駅、わたらせ渓谷鐵道1駅)でオリジナルデザインの記念入場券も発売するとのこと。