JR東日本は2018年3月17日に実施するダイヤ改正にて、特急「スワローあかぎ」の停車駅を統一する。現在は一部列車のみ停車している高崎線北本駅・鴻巣駅にすべての列車が停車し、着席サービスの充実が図られる。

  • 651系の特急「スワローあかぎ」。ダイヤ改正で高崎線北本駅・鴻巣駅にもすべての列車が停車する

「スワローあかぎ」は651系を使用する全車指定席の特急列車(座席未指定券の購入で座席の指定を受けずに乗車することも可能)。現在は平日朝の通勤時間帯に上り4本(上野行3本、新宿行1本)、平日夕方以降の帰宅時間帯に下り8本(すべて上野発)設定され、高崎線経由で都内から熊谷・本庄・高崎・前橋方面へ運行される。ダイヤ改正後も運行区間・本数に変更はないが、これまで上り「スワローあかぎ2号」、下り「スワローあかぎ1・3・7号」のみ停車していた北本駅・鴻巣駅にもすべての列車が停車するようになる。

高崎線ではその他、現行の高崎駅20時30分発・上野駅22時4分着の通勤快速(土休日運休)を各駅に停車する列車に改め、通過していた駅から上野方面の利便性向上を図る。両毛線ではダイヤ改正後の4月1日、富田~足利間にあしかがフラワーパーク駅が開業。普通列車はすべて停車する。

  • JR・東武直通特急「日光」「きぬがわ」は253系を使用。特急「きぬがわ4・5号」はダイヤ改正後、新たに東武ワールドスクウェア駅にも停車する

JR東日本大宮支社はJR・東武直通特急の停車駅を追加することも発表している。昨年7月、東武鬼怒川線に東武ワールドスクウェア駅が開業した後、特急「スペーシアきぬがわ3・6号」(東武鉄道100系)が同駅に停車している。ダイヤ改正後は特急「きぬがわ4・5号」(JR東日本253系)も東武ワールドスクウェア駅に停車するとのこと。