エアバスは現地時間の11月29日、エアバスA330-800の最終組立を開始したことを発表した。初飛行は2018年半ばを予定している。

  • 初飛行は2018年半ばを予定

A330-800は、600機以上を送り出したA330-200の成功を基に構築されており、250席クラスの飛行機市場に新世代の経済性と快適性をもたらすとしている。先行して開発中の300席クラスのA330-900と99%の共通性を共有しているため、運航者はネットワーク内で両方の航空機を使用することが可能となる。全てのA330は同じ生産ライン上に構築されており、市場の要求に応じて柔軟に対応できる。

  • 先行して開発中のA330-900は、10月19日に初飛行を行った

現行のA330と比較して座席あたりの燃費を14%減、また、メンテナンスコストを削減し、A330の市場で最も優れた99.5%の動作信頼性を得ることができる。さらに、A350 XWBに搭載され受賞歴のある新しい客室「エアスペース(Airspace)」を導入する。そのほか、最新の機内エンターテインメントや新しいエントランス、広々とした天井と荷物入れ、ムード照明、静粛性の高い機内などを備える。

  • A330-800はA330-200がベースとなっている