JR東日本千葉支社はこのほど、自転車を折りたたまずにそのまま持ち込める新たな列車「B.B.BASE(ビー・ビー・ベース)」の2018年3月までの運転スケジュールや旅行商品などを発表した。1月6日の両国駅7時39分発、和田浦行が初列車となる。

  • 「B.B.BASE」外観イメージ

計画によれば、「B.B.BASE」は毎週土日、両国駅を出発駅として週替わりで内房線・外房線・成田線・総武本線の各方面へ運転。行先ごとに呼び名を分け、館山・和田浦行を「B.B.BASE 内房」、勝浦行を「B.B.BASE 外房」、佐原行を「B.B.BASE 佐原」、松尾・干潟・銚子行を「B.B.BASE 銚子」と名づけた。いずれも往路便の両国駅出発時刻は朝の7~8時台、復路便の両国駅到着時刻は19時台に設定した。

「B.B.BASE」は全席旅行商品のみでの発売となり、内房・外房・佐原・銚子の4エリアに分け、日帰りと宿泊の両方のプランが用意される。

日帰りは往復で「B.B.BASE」を利用し、フリータイムでサイクリングを楽しむプラン。対象エリア内の指定店舗で使えるクーポンや銘菓などが付く。宿泊コースは出発日によって発着駅や利用列車が異なるが、土日に乗車する際は「B.B.BASE」を使用する。サイクリングの後は宿泊施設で疲れた体を癒すこともできる。申込みはインターネット、電話、首都圏のおもな駅にある「びゅうプラザ」で受け付ける。

運転開始に先立ち、12月9日10~16時に両国駅3番線ホームで「B.B.BASE」の展示イベントも実施する。3号車のサイクルラックや4号車のフリースペースなど、この車両ならではの設備も見学できる。運転初日には、同じく両国駅3番線ホームで朝7時から出発式やトークイベントを開催。ロードバイクが趣味の団長安田さん(安田大サーカス)、スポーツナビゲーターの白戸太朗氏らがゲストとして参加し、イベント終了後は「B.B.BASE」に乗車して目的地へ向かうという。