JR東日本千葉支社はこのほど、自転車を折りたたまずにそのまま持ち込める新たな列車の愛称やロゴ、車両デザインなどの概要を発表した。2018年1月から房総エリアでの運行を予定している。

209系改造「BOSO BICYCLE BASE」(略称「B.B.BASE」)の外観イメージ(画像はすべてJR東日本千葉支社提供)

列車愛称は「BOSO BICYCLE BASE(房総バイシクルベース)」で、略称は「B.B.BASE(ビー・ビー・ベース)」。房総の各地を自転車(バイシクル)で駆け巡るための基地(ベース)との意味を込めた。209系6両編成を改造し、1~3号車と5~6号車に座席数(99席)と同じ数のサイクルラックを設置する。4号車はフリースペースとする。

外観は「基地」をイメージしたグレーをベースに、「B.B.BASE」のロゴや号車番号、自転車のイラストを描く。千葉支社はこれまでにも209系を用いたサイクルトレインを房総エリアで運行してきたが、サイクリングをより気軽に楽しんでもらうため、さらに快適で利用しやすい列車として「B.B.BASE」の投入を決めた。旅行商品での発売を予定しており、詳細は決まり次第、発表となる。

1~3号車と5~6号車の車内イメージ

4号車の車内イメージ