女優の松嶋菜々子が、WOWOWで来年1月14日からスタートする織田裕二主演の連続ドラマ『監査役 野崎修平』(毎週日曜 22:00~ 全8話)に出演することが23日、明らかになった。

松嶋菜々子

ドラマの舞台はバブル経済が崩壊し、金融当局が従来の政策を大転換させる "金融ビッグバン"に銀行業界が直面した1990年代末。当時は不良債権をひた隠す銀行、汚職に手を染めてでも権力を求める政治家、株主総会にのさばる総会屋が幅を利かせ、まさに金と権力が渦巻いていた時代。そんな時代においてたった一人でも正義を貫く銀行員・野崎修平(織田裕二)の活躍を描く。

今回、松嶋が演じる立川祥子は、おおぞら銀行で初の女性支店長を務める上昇志向が強いエリート行員。出世のためには上役を利用するしたたかさを併せ持ち、おおぞら銀行初の女性役員になるという大きな野心を抱いている。そして織田が演じる監査役・野崎修平に接触を図り、出世への足掛かりを掴もうと目論む、という役どころ。 なお、織田とは映画『ホワイトアウト』以来、実に17年ぶりの共演となる。

松嶋は自らの役について「織田さん演じる野崎監査役を自らの出世に上手く利用しようとする野心家です。当時の男社会に必死に食らいついて行く女性初の支店長を力強く演じたいと思います」とコメント。織田との共演については「17年ぶりにまたご一緒出来ることを楽しみにしています」と語った。

織田も「松嶋さんとは『ホワイトアウト』で共演させていただいているのですが、それも17年前ぐらいで、同じシーンも少なかったのですごく楽しみです。女性初の役員を目指す強い女性で、原作とは違った雰囲気になると思うので楽しみにしています」と久しぶりの共演に期待を寄せている。