フォルクスワーゲン グループ ジャパンは11日、「パサート」のディーゼルエンジン搭載車「パサート TDI」シリーズの型式認証を取得し、日本市場への導入を決定したと発表した。2018年初めに国内販売を開始する予定。あわせて「第45回 東京モーターショー2017」に「パサート ヴァリアント TDI」を参考出品することも発表している。

フォルクスワーゲン「パサート TDI」シリーズの日本導入が決定

今回導入する「パサート TDI」シリーズに搭載される2リットルターボディーゼルエンジン「TDI」は、排ガス後処理システムに酸化触媒、SCR(尿素式選択還元触媒)、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を採用することで、世界的にも厳しいとされる日本のポスト新長期排ガス規制に適合した。

「パサート」はセダンとステーションワゴンの2モデルあり、国内販売するフォルクスワーゲンの中では上位に位置する中型車となっている。2015年7月の導入以降、1クラス上の競合車を凌駕する居住性と快適性を誇り、将来の自動運転に向けた数々の高度運転支援システムや安全・快適装備を装備している。

10月28日から一般公開が始まる東京モーターショーでは、ステーションワゴンの「パサート ヴァリアント TDI」を参考出品。日本のディーゼル乗用車市場は拡大しており、とくに輸入車のディーゼルエンジン搭載車は、今年上半期の販売が前年同期比で2倍以上に伸びている。こうした背景から「TDI」モデルを導入するという。