シンガポールのLCCスクートとタイのLCCノックエアーの合弁航空会社であるノックスクートは、10月11日にICAOのタイ民間航空局に対するSSC(Significant Safety Concern)が解除されることに伴い、ネットワーク拡大を発表した。今後半年を目途に新たな航空機を導入し、ドンムアン国際空港から日本・中国・インド・韓国への新路線開設の計画を進める。

ノックスクートは現在、バンコク・ドンムアン国際空港より中国/南京、青島、天津、瀋陽、大連、台湾/台北に就航

ノックスクートは10月末までに4機目のボーイング777-200を導入する予定で、既存の中国路線である天津、青島、瀋陽への増便が可能となり、また、西安へ就航を予定している。さらに2018年第一四半期には、777-200を1機以上導入し、政府認可後、東京(成田)とソウル(仁川)への就航を予定している。新規就航や増便を計画通りに進めた場合、2018年には前年を超える搭乗者数になると予想している。

日本支社長の坪川成樹氏は「本日、ネットワーク拡大の発表することができますのも、関係各署皆さまのご助勢のお蔭であり心より御礼申し上げます。今回のSSC解除は、今後日本の首都圏だけでなく、地方都市への路線開設実現化に向けて大きく前進することとなります。これはタイから日本への渡航をより一層促進させるだけでなく、日本発アウトバウンドの更なる活性化にも寄与できるよう、関係各署の皆様と準備を進めてまいります」とコメントしている。

10月末までに4機目のボーイング777-200を導入予定

ノックスクートは2015年5月に定期便の運航を開始し、現在中国の南京、青島、大連、天津、瀋陽、そして台湾の台北の6都市へ運航をしている。現時点で2017年は約110万人の搭乗者数を達成する見通しとなっている。

ノックスクートは2014年設立し、777-200を使用用いて中長距離の国際線を運航。現在、バンコク・ドンムアン国際空港より中国/南京、青島、天津、瀋陽、大連、台湾/台北に就航している。