タレントのヒロミが、10日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『行列のできる法律相談所』(毎週日曜21:00~)に出演し、堺正章への感謝の思いを明かした。

ヒロミ

ヒロミは、1990年代に週10本ものレギュラー番組でMCを務めるほど引っ張りだこだったが、2004年頃に厳しいツッコミが特徴の芸風が受け入れられなくなり、レギュラー番組が次々と終了。辛い状況に追い込まれたヒロミは、アメリカ留学を考えたという。

その際、相談したほとんどの人は賛成してくれたが、堺正章は「ダメだよ逃げちゃ。今から大学行ってどうするの。絶対にダメ。日本にいなさい。逃げるな」と本気で心配して反対。留学をやめたヒロミは日本で、加圧トレーニングジムを経営する実業家としても成功し、さらに、2014年にパワーアップして芸能界に復帰した。「あの時、堺さんが止めてくれなかったら今の俺はないし、とても感謝しています」と振り返る。

堺からヒロミへのメッセージも寄せられ、堺は「私はヒロミくんのことを暗いトンネルに入っただけ、でもそれは先に光の見えるトンネル。出口には大きく成長しているヒロミくんが見えました」と当時の思いを説明。「芸能界で活躍できるタレントの席は常に500席しかありません。一度離れたのに戻ってきて今の位置に座るのは、本当にすごいと思うし、本当にうれしく思っています」と伝えた。