タレントのビートたけしが、3日に放送されるフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~)に出演し、現在のお笑い界について持論を展開する。

(左から)松尾雄治、ビートたけし、星野仙一=フジテレビ提供

今回は、たけしに加え、プロ野球楽天・星野仙一球団副会長、元ラグビー日本代表でタレントの松尾雄治という明治大学OBの3人が出演。『FNS27時間テレビ』(9~10日)の総合司会を務めるたけしが、スポーツの世界で一時代を築いた同窓の星野氏と松尾氏にオファーすると、「たけしさんからのオファーならばぜひ!」と快諾して共演が実現した。

収録は、明大の駿河台キャンパスで1時間20分にわたって実施。その中で、たけしは現在のお笑い界について「昔より技術は上」と認める一方で、芸人養成学校の存在に触れ、「今は数が多すぎて飛び抜けていけない。先輩後輩はあるけど、師弟関係がなくなっている」と指摘する。

また、野球界について星野は「まじめすぎておもしろくない」と語る一方で「俺、今の時代でなくて良かった」と本音も。芸人や選手たちがまじめになっている要因の1つとして、メディアの変化を挙げ、熱い思いを語っていく。

さらに、たけしは、酒や女、ゴルフ、お金の話題も展開するほか、「10人中、5~6人が賛成しないといけないのか? 10人中、1人でも2人でもいいと言ったら、それでいいんだ!」と"完璧でなくてもいい"というリーダーの哲学を披露。星野は、監督として選手に「何やってんだぁ!!」と発破をかける育成法を明かす。

フジテレビの塩田千尋プロデューサーは「番組がスタートして10年。念願のたけしさんに、ようやくご出演いただきました」と感激。「粘り強く、待つものですね。これもまた、番組が10年続いているおかげです。感謝の思いとともに、収録の場に立ち会いました。一流の方たちのトークは、最高です。なにゆえ、彼らが一流なのか、番組をご覧いただいて、ぜひ、感じていただければと思います」と見どころを語っている。

なお、8日(深夜3:10~3:40)には、未公開映像を含めた特別番組も放送される(一部地域を除く、地域により放送時間変更あり)。

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