JR東日本千葉支社は2017年3月4日に実施するダイヤ改正の詳細を発表した。内房線では、平日に館山駅まで運転されていた特別快速が運転取りやめに。日中時間帯の君津駅では、総武線直通の快速列車と館山方面の普通列車が同一ホームで乗換え可能となる。

JR東日本が2017年3月4日に行うダイヤ改正で、内房線では特別快速の運転を取りやめ、日中時間帯の快速列車(総武線直通)・普通列車(館山方面)の接続も見直す

内房線は2015年3月ダイヤ改正で特急「さざなみ」が減便・区間短縮され、平日のみ東京~君津間での運転に。このダイヤ改正で特別快速が新設され、平日に東京~館山間で1日1往復運転された。現在の運転時刻は、下りが東京駅8時2分発・館山駅10時10分着、上りが館山駅17時5分発・東京駅19時14分着。東京~木更津間はグリーン車2両を連結した15両編成、木更津~館山間は4両編成での運転だった。

今回の発表で、東京~館山間の特別快速は「お客さまのご利用状況から」運転取りやめに。ダイヤ改正で東京~君津間の快速列車が1往復増発され、下りは東京駅8時2分発・君津駅9時29分着で、現行の特別快速とほぼ同じ時間帯の運転となる。上りはこれまで快速列車が運転されていなかった時間帯に設定され、君津駅9時52分発・東京駅11時22分着で運転。総武線直通の快速列車の増発により、内房線では日中時間帯も快速列車が毎時1本運転されることになり、東京方面への直通サービスの拡充が図られる。

内房線では館山方面の普通列車の時刻も変更され、「日中時間帯の千葉発着の館山方面列車は、木更津発着となります」(千葉支社)とのこと。9~15時台の館山方面の普通列車は君津駅で総武線直通の快速列車と接続し、ほぼ1時間おきに運転。君津駅では同一ホームで快速列車(総武線直通)・普通列車(館山方面)の乗換えが可能となる。

その他、平日に運転される特急「さざなみ1号」の停車駅に姉ケ崎駅が加わり、下り「さざなみ」5本すべて姉ケ崎駅に停車。土休日を中心に運転される臨時特急「新宿さざなみ2号」は現行の館山駅13時14分発から同駅15時1分発に変更し、行楽などからの帰りに便利な時刻設定とする。久留里線では、久留里~上総亀山間の下り最終列車の時刻が1時間繰り上げられ、上り始発列車は現行の上総亀山駅始発から久留里駅始発に区間短縮される。