「ハンドルまっすぐに!」「ちゃんとバランスとって!」……いくら説明しても、なかなか子どもの自転車が上達しない! と、嘆いているパパママも多いのでは? ここでは、東京・神宮外苑の「自転車乗り方教室」で教えてもらった上手な指導法をご紹介!

「自転車乗り方教室」の指導の様子

たった2時間半の練習で、なんと参加者の30%の子どもたちが自転車に乗れるようになるという、驚異の成果を誇る「神宮外苑 自転車乗り方教室」。ベテランの指導員さんによると"5つのポイント"をしっかり教えるだけで、みるみる子どもの自転車が上達するとのこと。さっそく教え方を紹介していこう。

ポイント1「見本をちゃんと見せる」

意外にも重要なのが、練習を始める前に指導者(親)があらかじめ見本を見せること。自転車のまたがり方に始まり、事項からのポイント2~5についても最初に子どもの前で見本を見せてあげるようにしよう。口で説明するよりも、実際に目の前で見ることによって理解が深まるのだ。

ポイント2「蹴って進んでバランス感覚をつかむ」

最初は自転車からペダルを外しておく。その状態で自転車にまたがり、両足で地面を蹴って前に進む動作を教えよう。トントントンと3~5回地面を蹴って、その後は両足を浮かせて自転車が止まるまで進む。これを繰り返して、長時間足を浮かせられるようになればベスト。このプロセスによって、子どもはバランス感覚がつかめるので、ペダルを付けた後もスムーズに走れるようになる。

ポイント3「足元ではなく"前"を見る」

ペダルの有無にかかわらず、自転車で走っている間は足元や近い地面ではなく、しっかり前を向くのが重要。最初は怖いので、ついつい足元に目が行きがちだが、目線が低いとバランスが不安定になるので、上達するためには目線を前に向かせるように教えよう。

ポイント4「ペダルを付けたらスタンドを下してこぐ」

ポイント2に慣れたら、いよいよペダルを付けて練習する。その際、いきなり両輪を地面につけてこがせるのではなく、最初はスタンドを下した状態(後輪が浮いた状態)で、ペダルをこぐ練習をさせる。スムーズにペダルが回るようになったらスタンドを上げて、走り出しはポイント2の要領で蹴って勢いをつけてからペダルをこぐように教えよう。

ポイント5「少しでも上達したら褒める」

子どもは褒められる伸びる子が多い。ちょっとでも上達したら、しっかりと褒めてあげることで、より意欲的に自転車練習に励むようになる。

「神宮外苑 自転車の乗り方教室」の受講料は、1回1,000円のみ。自転車やヘルメットなどのサポート具は貸してもらえるので、手ぶらで参加できる。気になってきた人はぜひ、今度の週末にでも!