JR北海道は今年もニセコ駅経由で札幌~函館間を結ぶ臨時特急「ニセコ」を運行する。「大人の休日倶楽部パス」の設定期間に合わせ、8月31日から9月12日までのうち9月6日を除く計12日間運行される。

キハ183系による特急「ニセコ」イメージ(JR北海道提供)

キハ183系0番台4両編成を使用し、急行「ニセコ」で使用していたデザインのヘッドマークを掲出。1号車から3号車まで指定席、4号車を自由席とする。車両運用の都合により、使用する車両や編成が予告なく変更となる場合もある。

1日1往復の運転で、上りは札幌駅7時57分発・函館駅13時15分着、下りは函館駅13時56分発・札幌駅19時27分着、途中停車駅は小樽駅・余市駅・ニセコ駅・長万部駅・新函館北斗駅などとされている。上り「ニセコ」は新函館北斗駅で北海道新幹線「はやぶさ24号」(東京駅18時4分着)に接続。下り「ニセコ」も新函館北斗駅で「はやぶさ11号」(東京駅9時36分発)から接続する。これを利用すれば、東京・仙台方面とニセコを当日中に移動することが可能に。また、小樽駅を経由するため、通常の特急列車では札幌駅での乗換えが必要となる函館~小樽間も乗換えなしで移動できる。

上り・下りともに倶知安~ニセコ間は地元の観光協会スタッフが乗車し、地元特産品の販売や案内などを行う。余市駅では上り列車の発着に合わせ、地元果樹園で採れたりんごを使用したアップルパイなどの特産品を販売する。長万部駅でも上り列車の発着に合わせ、駅弁で有名な「かにめし」の予約販売を行う。余市駅・長万部駅ともに、一部の運転日にはご当地キャラクターによる出迎えも予定しているという。