俳優の梅沢富美男が14日、東京・フジテレビ湾岸スタジオにて、番組MCに初挑戦する同局系バラエティ特番『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(7月28日19:57~21:49)の収録を行い、進行を務めたフリーアナウンサーの阿部哲子と共に取材に応じた。

梅沢富美男(右)と阿部哲子アナウンサー

同番組は、ご意見番としてテレビ番組に引っ張りだこの梅沢が、普通の人はなかなか聞けないようなツッコんだ質問をゲストにぶつけるバラエティ。梅沢は「阿部ちゃんと一緒ならやっていい」と進行役に阿部アナを指名したそうで、「フジテレビで元日本テレビの阿部ちゃんを…断られると思った。MCなんてやりたくなかったし、責任あるような番組やりたくないから」と打ち明け、「売れると何言っても通るんだと恐ろしくなった」と言いつつ、「人気出るって楽だなと思った」と笑った。

そして、「TOKYO MXの『バラいろダンディ』で何年も一緒にやっていて、阿部ちゃんとならうまくいくと思って」と説明し、その期待通り、「阿部の手のひらできれいに転がってる。彼女はアナウンサーとしては天才。僕は扱いにくいタレントだと思うけど、上手に転がしてくれたんで助かりました」と納得の収録になった様子。初MCの自己採点は100点満点中「10点」と控えめだが、阿部アナは「すばらしかったです。梅沢さんだからこそ聞ける質問ばかりだったし、梅沢さんだから答える側も楽に話せたんじゃないか」と称賛した。

阿部アナはまた、梅沢の魅力について「人情に厚い方なので優しい。厳しいこと言ってるように見えるけど、その裏に人としての優しさや、弱者に対する思いやりがすごくある。だから何を言っても許されるんだと思います」と熱弁。さらに、「こんなに大ベテランになられても、スタジオには一番最初に来るし絶対遅刻しない。その姿勢がお仕事が集まってくる所以だと思います。本当に真面目。ウソつかないし。尊敬してます」と仕事に対する姿勢を明かした。

梅沢も「ウソつくのは嫌い。取り繕ったことことを言うのが大嫌い。自分の中で理にかなわないものは腹が立つし、つい余計なことまで言っちゃう」と話し、「理にかなわないことは嫌いなタイプ…今それがウケているのかなと。嫌いだっていう人もいっぱいいると思うけど」と自身のブレイクを分析した。