鮮魚グルメはマスト!

錦市場周辺は豊富な地下水に恵まれていたため、鮮魚の貯蔵に最適だったとか。そんなわけで、今でも錦市場には多くの鮮魚店があり、食べ歩きグルメも充実している。

山元馬場商店の「うなぎ巻」(130円)はしっかりダシがきいている

絶対に食べてほしいのが、魚力の「はも天ぷら」(500円)。脂が乗っているのにさっぱりしており、ふわっふわで甘みがある。ここでしか食べられない、できたてをぜひとも味わってほしい。「櫂」で販売されている「たこたまご」は、小さいタコの中にうずらの卵が入っている面白いメニューだ。

ふわふわで脂の乗った魚力の「はも天ぷら」(500円)。ぜひできたてを味わってほしい

櫂の「たこたまご」(大サイズ300円)。中にはうずらの卵が!

のとよの「焼きたてあゆ」(400円)。岩魚も人気だそう

「鮮魚木村」では魚の切り身が食べやすく串になっている

焼きポンも漬物も試食しながら

試食をするのも食べ歩きの楽しみのひとつ。ちょっと食べてみて気に入れば、お土産にすればいいだろう。「京丹波」では、特殊圧力製法で焼き上げた栗「焼きポン」の実演を見られたり試食ができたりする。圧力をかけてじっくり焼いた黒豆茶の試飲と販売も行われている。黒豆茶は、ふわっと立ち上る香ばしさと豆独特のしっかりしたコクが特徴だ。

京丹波の「焼きポン」(1.080円~/270g)ホクホクの実を試食させてもらえる

黒豆茶の試飲。香ばしい! 購入は一袋(200g)650円から

ますごでは、水茄子やかぼちゃ、紅かぶなど何種類もの漬物の試食ができる

京都の「食」の歴史に触れられる錦市場は、伝統を大切にしながらも時代に合ったスタイルに日々進化を遂げている。食べ歩きグルメひとつとっても、一回の訪問では食べきれないほどたくさんあるので、来たこともない人も以前に来たことがある人も、ぜひここだけの魅力・味わいを堪能してほしい。

店頭では新鮮な野菜も販売中

お昼が近づくにつれ、人の数もどんどん増えてくる

※価格は税込