ボーイングは6月19~25日に開催中のパリ・エアショーにて、川崎重工業と先進生産技術や将来航空機事業における共同検討を含む協力強化に合意した。作業の効率化のほか、先進的な生産技術を含む共同研究開発などの協業を視野に入れている。

ボーイングと川崎重工業等の日本の機体主要パートナーは、ボーイング777Xの開発・製造においても協業関係を結んでいる

協力強化として、サプライチェーンのさらなる効率化や、共同コストダウンを含む既存事業に関わるコスト削減活動の推進によるボーイング民間航空機の市場競争力強化を目指す。また、ボーイングと川崎重工による先進的な生産技術を含む共同研究開発、ボーイングの将来民間航空機事業での協力のあり方を検討すること、さらに、将来において共通の関心事となる分野における共同開発や協業を実現していく。

ボーイングと川崎重工は、40年以上にわたるパートナーシップを築いており、これまでにボーイング767、777、787、そして、最新鋭の777Xまで多岐にわたって協力をしてきた。今回の合意により、これまでのパートナーシップをふまえ、両社の市場競争力は一層強固になる見通しとなっている。