タレントのタモリが、きょう10日と17日に放送されるNHKの番組『ブラタモリ』(毎週土曜19:30~)で、因縁の名古屋にいよいよ上陸する。

近江友里恵アナウンサー(左)とタモリ=NHK提供

タモリが街をブラブラ歩きながら、歴史をたどっていく同番組。かつて、ニッポン放送のラジオ番組『タモリのオールナイトニッポン』(1976~1983年)などで名古屋嫌いを公言し、ネタにしてきたタモリだが、2008年の『ブラタモリ』放送開始から9年の時をへて、いよいよ名古屋に初上陸することになり、注目を集めている。

今回のロケでは、江戸時代のはじめに徳川家康が仕掛けた、名古屋の街づくりの秘密を探る旅へ。10日の放送では、名古屋城の本丸で、金のシャチホコをめぐるエピソードに驚き、2種類の石垣と広大な城の敷地が物語る家康の狙いが明らかになる。さらに、城下町へ向かい、碁盤のように並んだ正方形の区画やメインストリート・久屋大通も、家康の仕掛けだったことが判明する。

翌週17日の放送では、年間700万人が参拝にやってくるという熱田神宮へ。門前町の微妙な高低差から、家康が名古屋に城と町をつくった理由が明らかになる。また、タモリと名古屋の深くて意外な関係が、ついに解き明かされる。